人が集い、学び、遊び、自由に表現できる「白いハコ」。
この記事は、2023年6月26日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。
2023年4月1日、小田急線向ヶ丘遊園駅北口にオープンした複合商業施設「GINZA FOREST(銀座フォレスト)」。駅からすぐの好立地で、アクセス便利な3階建てのビル。そのビルの2階に、5月10日、多目的レンタル&コミュニティースペース「白いハコ」がオープンしました。運営を担当している銀座ホールディングス株式会社の鈴木真紀さんにお話を聞いてきました。
この「白いハコ」をオープンしたきっかけを教えてください。
もともと弊社社長である、私の兄が、地域の皆様に楽しんでいただく場所、地域に貢献できる場所としてこのビルを建設しました。その施設内に、人々が気軽に、自由に利用できて、誰もが楽しめる場所を作れないかと企画したのがきっかけです。
2023年4月、「GINZA FOREST」がオープンしました。ビルのオープニングイベントを行ったときに、ここはメイン会場として使いましたが、そのときはまだいろいろなことが整っていなかったので、一ヶ月かけて準備をし、5月10日に「白いハコ」をオープンしました。
ここではどのようなことができますか?
入ってすぐの「カフェスペース」は、料金をお支払いいただけばお好きな席が利用できます。お一人での利用はもちろん、デスクワーク、打ち合わせ、ネット会議、ワークショップなどにもご利用いただけます。予約は必要無く、空いていればいつでもご利用いただけます。無料Wi-Fiや電源も利用できるので、パソコン作業もストレスがありません。料金にはワンドリンクサービスが付いているので、お好きな飲み物をお選びいただけます。
6人がけのテーブルがある「レンタルスペース」は、ニーズや用途によって自由に使うことができます。1テーブル(1スペース6名)ごとに貸し出しており、テーブルや椅子を片付けてセミナーや体操、イベントなどにもご利用いただけます。
本棚の前にある「キッズスペース」は、予約が入っていなければ無料で利用できます。小学生以下のお子さんは保護者が必ず同伴してくださるようにお願いしていますが、入口で車輪を拭けば、ベビーカーと一緒に入っていただくこともできます。
施設全体の貸切りもできます。ニーズや目的、状況に応じて自由自在にご利用いただけます。
受付の横には本格的なコーヒーマシン、給湯器、コピー機も用意しています。イベントやセミナー用に、マイク&ミキサー、スピーカーなど音響システムも常備し、貸し出しもしています。
登録の必要や、会員制度はないのですか?
本棚スペースに本を展示希望される方には会員登録をお願いしています。入口を入って右奥にある「駅前本棚」の棚はレンタルスペースとして会員さんに貸し出しています。ほぼ30cm四方のスペースにおすすめの本、好きな本、ご自身の著書など会員さんが持ち寄られた本が置かれています。小さな空間ですが、そこには会員さんそれぞれの思いや個性がギューッと詰まっています。
「駅前本棚」は、あくまでも本がメイン。たとえば、ハンドメイド作家さんでも、本を置いていただければご利用いただくことができます。一般のお客様がふらっと立ち寄り、気になった本を手に取って、ここで読んでいただくこともできます。
月に一度、ここの「お店番」ができるという特典付きのコースもあります。来場者と直接お話をしたり、ワークショップをしたり、月に一回、本棚前のスペースも自由に活用してもらえます。
今後の抱負があれば教えてください。
地域の人が交流したり、一緒にイベントを開催したり、誰もが気軽に立ち寄れる居場所、「サードプレイス」になりたいと思っています。現在「駅前本棚」の本は、展示と閲覧のみで貸し出しや販売はしていませんが、いずれ体制が整ってきたら、利用者の希望に寄り添った仕組みもいろいろ考えていきたいと思っています。
<基本情報>「白いハコ」
所在地:川崎市多摩区登戸2126
アクセス:小田急線「向ヶ丘遊園」駅北口から徒歩すぐ
営業時間:9時30分~21時(火曜~土曜)日曜は18時まで
定休日:月曜日※施設内は土足厳禁。靴を脱いでお入りください(下駄箱、スリッパあり)
利用料金:カフェスペース◇ひとり550円/2h(ワンドリンク付 延長200円/30min)
本棚◇①棚のみ2,200円/月 ②月1店主あり3,300円/月(テーブル貸出無料)
(このほか様々な料金形態あり。要問い合わせ)
この施設へのお問い合わせ
電話:044-455-6525
インスタグラム:https://www.instagram.com/shiroi_hako_/
(取材日:2023年5月25日 レポーター:佐々木直子)