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多摩区のみんなをつなぐ! 多摩区ソーシャルデザインセンター

この記事は、2020年11月24日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

川崎市では、地域の居場所「まちのひろば」などの活動を下支えし、区の特性に応じた支援を実施する中間支援組織として、ソーシャルデザインセンター(SDC)の創出を進めています。
多摩区では、各区に先行して2020年3月にプレオープン、同年9月には法人認定を受け、本格スタートしています。
川崎市が策定した「これからのコミュニティ施策の基本的考え方」に基づき、区民、町内会・自治会、市民活動団体、企業等と連携して活動する団体等を支援しています。
2020年10月26日、多摩区役所一階SDCで、事務局長・俵隆典(たわら たかのり)さんにお話を伺いました。


多摩SDCの目的

地域のために私たちができる取り組みとして
1.まちのひろば
2.中間支援
3.創発の場作り
この3つを掲げています。

子ども食堂

まちのひろば

この事務所を活用して、新たにまちのひろばを開設してもらうなど、地域の皆さんが活動するための土壌を創っていきます。
プレオープン時には「子ども食堂」を実施しました。子ども食堂はすでに4カ所に増えており、今後もさらに増えていく見込みです。
他にも、音楽ライブ「たまミュージックビレッジ」、学生による地域興し「学生カフェ」、キャッシュフローゲーム(金融や財務などが学べるボードゲーム)等々が定期的に開催され、定着しています。

学生カフェ
たまミュージックビレッジ(リハーサル)

中間支援

地域の課題の解決に取り組もうとする団体等には、人・物・資金等、ニーズに合わせたマッチングやコーディネートを実施していきます。
例えば融資を受けるための相談、協働できそうな企業の紹介、などですね。
人材バンクも設置する予定です。人材育成のためのリベラル・アーツ(教養講座)プロジェクトとして出張講座も実施しています。
また、活動の最初の一歩を踏み出すための資金支援も行っています。
支援した実例として、長年の夢だった空手道場を実現した方がいます。

創発の場作り

大学や専門家等と連携して調査・研究・実験に取り組んでいきます。
地域特性を活かしていくため、地元活性化プログラムや交流イベントを開催しています。
そのような集いが定例化すると、ヒト・モノ・情報の集まる場となっていきます。
この事務所も活用していますが、地域にはまだまだ活用できそうな「場」があります。例えば店舗の休業日、学校、会社、会館の休日等ですね。活動、交流、学びの場を求めている団体とそれらの「場」をつないでいきます。
10月には「たまアート縁日」というイベントを開催し、大好評でした。

牧場で懇親会

運営体制について

理事会では仕事を分担するのではなく、すべて理事全員で話し合っています。
オンラインを利用して相談することもありますね。
会員には学生等の若者も20名ほどいます。この先彼らが結婚しても親になっても、この地域で暮らし、活動を繋いでいってくれるのではないかと期待しています。

今後の課題など

現在、運営のために市から受けている助成金は3年間で終わります。その後は自分たちで稼がないといけません。
3年後に年間1500万円の売り上げを目標としています。
私立高校の学校説明会をアウトソーシングで請け負う等の案も検討しつつ、最終的には3500万円~5000万円(年間)ほどの売り上げが出せないと、多摩SDCを維持していくことは難しいと見ています。頑張らないといけませんね。

今できることをやる

大げさに構えず「今できることを、できることからやっていこう」というのが私たちのスタンスです。これまでに特に困ったことや困難だったことはなく、私たち自身も楽しくやっています。区役所の1階にありますので、お気軽にお越しください。

俵さん(左)と代表の岡本さん

問い合わせ

一般社団法人多摩区ソーシャルデザインセンター
〒214-8570
川崎市多摩区登戸1775−1 多摩区総合庁舎1階
電話:080-6573-0043(平日午前10時〜午後4時)
メール:toiawase@tama-sdc.com


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