色鉛筆で描く岡上の秋
この記事は、2020年1月8日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。
麻生区市民館岡上分館(麻生区岡上286-1)で、シニアの社会参加支援事業「色鉛筆で描く岡上の秋」(全5回)という講座が開催されました。
第1回目の講座で豊かな自然と里山の風景が広がる岡上を散策しながら、その歴史や文化について学び、2回目以降は岡上の秋の風景を色鉛筆で描きました。
岡上の歴史・風土(講義)
岡上はどうして川崎市の飛び地なのでしょう。そこにはどんな歴史があったのでしょう。第1回の講座では講師・石井よし子氏(岡上に親しむ会事務局長)の講義の後、秋の風景が広がる岡上をガイドしていただきました。
のどかに広がる田園風景、はるかに見える山々の連なり、紅葉した木々。
自然を愛する人々に大切に守られてきたのでしょう。とても魅力的な地域でした。
受講生から「秋を感じながらの散策はとても楽しかった」「この風景がどんな絵になるのか楽しみです」などの感想が聞かれました。
3色の色鉛筆でスケッチ
第2回目からスケッチの実習となりました。講師は絵本や児童書の挿絵なども描かれている画家・松中次郎氏(アトリエ渓主宰)。
使うのは赤・青・黄の3色だけです。「この3色を合わせることでどんな色でも創ることができます。何度も試していると、色の混ぜ方のポイントがつかめますよ」とのこと。
スケッチをしながら先生のアドバイスや講評をいただき、ときにはお互いに見せ合い、絵を仕上げていきました。
力作の展示
第5回講座の最後に皆さんが描いた絵がずらりと掲示されました。
3色の色鉛筆で、素敵な風景が描きだされました。ひとつひとつの作品を見ながら感想を述べあいました。全員が初心者だったとは思えない力作ぞろいです。
受講生の皆さんは講座を通してすっかり打ち解け、今後も続けたいとの相談も始まっていました。
受講生の感想
「3色で絵が描けることに驚きました」
「色鉛筆での色付け、思ったよりうまく描けた。嬉しい!!」
「木の色や質感を出すのが難しかった。もう少しチャレンジしたいと思います」
「最初は力任せに塗ってみたりしたが、先生の作品を拝見して、ベースの色によって変化のある表現ができることに気づきました。もっといい絵が描けるようになりたいです」
主催:麻生区役所 まちづくり推進部 生涯学習支援課
電話番号:044-988-0268 ファクス:044-986-0472