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~コスギアート ラ・ファブリカ~「武蔵小杉」の文化芸術イメージ向上とさらなる発展を 

この記事は、2022年3月29日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

「コスギアート ラ・ファブリカ」は、武蔵小杉+芸術(Art)と、イタリア語、スペイン語で「工場」を意味する「ラ・ファブリカ」を組み合わせたイベントの名称です。「武蔵小杉で芸術文化を創造する」ことを目的とした地元で活動を続ける文化芸術関連の市民団体・個人が中心となり開催する「来場者参加型アートイベント」。それが「コスギアート ラ・ファブリカ」です。「コスギアート ラ・ファブリカ」実行委員長の、「きゃさりん」(横井史恵)さんにお話を伺いました。
(取材日:2022年3月5日)


コスギアート ラ・ファブリカを始めたきっかけを教えてください。

2009年に現在の中原市民館が開館した際、開館記念事業を行うために集まった区内で活動する複数の文化団体が、緩やかなネットワークを作ったことがきっかけで始まりました。団体の設立は2009年4月1日です。
まずは、新中原市民館開館記念事業文化イベント「なかはらアクトストリート」を実施しました。この時は、団体名称は「なかはらアクトストリート実行委員会」でした。
以降この文化イベントを中原市民館全館使用にて毎年開催してきました。
そして、2017年。文化イベント「なかはらアクトストリート」を終了し、2018年に、団体名称を「コスギアート ラ・ファブリカ実行委員会」に改称しました。
その次の年の2019年に、来場者参加型アートフェスティバル「コスギアート ラ・ファブリカ」を実施して以来、毎年開催しています。

コスギアート ラ・ファブリカ2022チラシ

コスギアート ラ・ファブリカの活動内容を教えてください。

インクルーシブアート ~藝術と社会を繋ぐ~ 古代ギリシャよりリベラルアーツの概念として語られ、真に自由であり主体的、創造的な活動を行うARTの持つ、社会包摂機能のポテンシャルに対し常に実験的取り組みを行い、文化芸術活動を媒介として、分け隔てなく、多くの人が繋がり影響しあい、そこで 起こる化学反応によって新しい文化を創造し、発信していく事を目指す、という活動理念を持っています。

活動内容としては、このようなことを行っています。

  • 美術・音楽・舞踊、ジャンル包摂型のアートフェスティバルの開催

  • 来場者が体験・参加できるワークショップ形式の事業実施

  • 文化芸術活動の持つ社会包摂機能の実証実験、及び検証作業

  • 新しい時代にふさわしいコンテンポラリーアート創出のための「場」作り

  • 当該地域にゆかりのある文化芸術活動を行う団体間のネットワーク構築

  • 社会課題解決を目的とする文化プログラム、公演事業の実施

  • 地域活動団体のイベント開催支援

コスギアート ラ・ファブリカ2022はどのようなイベントなのですか。

2月12日、13日で行われた、コスギアート ラ・ファブリカ2022は、ギャラリーとホールと2会場に分けて、音楽やダンス、演劇、アートなど多彩なパフォーマンスとワークショップを開催しました。
ホールでは、和太鼓演奏や紙芝居、バンド演奏など幅広いジャンルのパフォーマンスを実施しました。また、ギャラリーでは子どもが楽しめるものづくりのワークショップや、占いなどを開催。大人も子どもも楽しめる2日間になりました。

SDGsアート

しかし、残念な事に、私が1月に骨折して入院してしまい、2009年以来初めて当日参加できませんでした。本来、私がリーダー役なのですが、10年以上かけて培った実行委員会の実行力はとても高く、リーダー不在でも何の問題もなかったです(笑)。

バンド演奏の様子

開催の中で一番力を入れている事はなんですか?

「誰でもできる!主役は君だ!」などのキャッチフレーズにもあるとおり、来場者が参加体験できるもの、見たり聞いたりだけでなく、やってみる!もできる、というところに一番力を入れています。

これからどのような事をされていきたいですか?目標があれば教えてください。

2021年度は
①参加型アートフェスティバル事業
「街ナカアート屋外型」
「コスギアート ラ・ファブリカ(室内型)」
②公演事業
 演劇公演「橋」
③学習・研修事業
公開シンポジウム「アートDEまちづくりその可能性を考える」
と、大きく3つのカテゴリーで取り組みました。

2023年は、ここに新たに「教育普及事業」として、アウトリーチ(学校や、こども文化センター、地域団体主催のイベントなどに、出張してワークショップや公演を展開する)に取り組む予定でいます。
また去年、中原平和公園で初めて開催した「街ナカアート」のように、コロナ禍ならではの、屋外型アートフェスティバルにも力を入れていきたいです。

ワークショップの様子

この取組に関する問い合わせ

コスギアート ラ・ファブリカ
問い合わせ: https://www.facebook.com/Kosugiart/


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