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子どもたちのやってみたい!を応援~探Qクラブのお仕事体験~

NPO法人はたらくらすが主催する、異年齢の子どもたちが「自分たちでやりたい事を叶えていくコミュニティ」探Qクラブ。2024年3月9日、第一回目の子どもマルシェが幸区のコトニアガーデン新川崎で開催されました。探Qクラブの担当、三宅真衣さんに話を伺いました。
(取材日:2024年 3月 9 日  レポーター:倉林智美)


子どもたちの居場所は学校だけじゃない!

探Qクラブの活動が始まったのは2021年です。学校が合わない、授業だけでは物足りないなどの声をよく聞くようになり、学校が楽しみではなく、辛いなという子どもも増えてきました。日本の学校教育はレベルが高いと言われていますし、公教育を受けられることは素晴らしいことですが、今の子どもたちのペースが学校の生活スタイルや学びと少しずれているようにも感じます。
先回りして答えを教えるのではなく、大人は試行錯誤する子どもを見守り、課題解決に向かうプロセスをサポートできる場を作りたいと、探Qクラブは生まれました。
サイエンスクラブや動画編集など、外部の講師を呼んで活動しています。正解はこれ!と教えるのではなく、子どもたちが自分たちで動いて学んでいきます。
そして、今回子どもたち主催の仕事体験、子どもマルシェを初開催しました。

子どもたち同士でお買い物

企画から運営まで子どもたちが主導

2月に説明会を実施して、商売をやってみたい子、出店してみたい子が集まりました。最終的に小学生1年生が3名、4年生が1名、5年生が2名の6名が参加しました。広報・宣伝会議では、どうやったらお客様が来てくれるか、チラシを作ったらどうかなど、企画から運営の事まで、子どもたちが意見を出し合って進められました。事前準備も子どもたち主導で、大人は口出しせず、子どもたちの意見で実施しました。そして、本番。子どもたちは大きな声で「いらっしゃいませ!」とお客様を引き寄せ、自分たちが提供するカードやぬいぐるみなどの商品を一生懸命販売しました。

出展者の子どもたちが販売した絵本など

子どもたちが「ありのまま」でいられる場所を作りたい

子どもは普段の生活で我慢の連続をしていると思います。〇〇してはいけないというルールに縛られて、辛い思いをしている子どもたちも沢山います。ここは、やりたいことを実現できる場所。年齢も個性もごちゃまぜ。商品を並べるのが得意な子もいれば、接客が得意な子もいる。子どもたちの得意を生かしながら、お互いを補いながら1つの事を行う。そういった体験が出来る場所を作っています。ダメな事は基本的になし、やりたい事をどんどん出来る場所。学校に行けない子どもたちも安心していられる、ありのままでいられる場所を作っていきたいと思います。

自分の商品のカードを一生懸命並べます

自己肯定感の向上を

子どもたちの力は無限大。学校、先生、親以外でも自分が信頼できる人を見つけてほしいと思っています。そして、大人になることにわくわくしてほしい。失敗しても大丈夫!と思える、そして自分は誰かに守られているという気持ちを持って、自己肯定感の向上につながっていけたら嬉しいです。

お客様接客中

子どもの力を信じて

自分は今のままで良いんだという心を体験して感じてほしいと、探Qクラブでは色々な活動を行っています。今回行ったお仕事体験、子どもマルシェもコトニアガーデン新川崎にて、継続的に実施していきます。そのほか、東芝科学館にて月1回放課後サイエンスクラブも実施しています。子育てについて色々悩んでいる親御さんも多いと思います。「誰1人取り残さない教育」を実現すべく、みんなで一緒に子どもたちを育てていけたらいい。と私は思います。

背中にチラシを貼って集客してます


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