見出し画像

わくわく!ドキドキ!大人も子供も楽しめる おもしろサイエンス工房

この記事は、2021年1月29日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

 幸市民館の2020年度市民自主企画事業として「わくわく!ドキドキ!大人も子供も楽しめるおもしろサイエンス工房」が、11月23日から3回シリーズで開催されました。今回は、その3回目「太陽熱風車を作ろう!」(12月20日)を取材しました。


主催はサイエンスカフェさいわい

 実験や科学的な工作を体験して「考え発見する楽しさ」「創造することのおもしろさ」を子どもにも大人にも広げたい。2019年幸市民館主催の「大人のためのサイエンス工房」の参加メンバーで発足した「サイエンスカフェさいわい」(代表:河野和子さん)が、すでに県内で活動している「おもしろ科学たんけん工房」と連携して市内での活動を展開しています。

当日スタッフ・後列左から2人目が河野さん

念入りに準備中

 開始前に訪れると、スタッフは本番に備えて試作をしていました。部材には、ハサミを入れるカットライン、折り重ねる幅を示す点線、製作手順などが丁寧に記されています。

いざ本番

 集まった参加者は17人。講師2人に加え、補助スタッフが8名付きました。幸小・4年の男の子は「理科の実験が好きなので参加した」と話してくれました。
 今回作る太陽熱風車は、太陽を模した電球の熱によって発生する上昇気流で風車を回すというもの。始まって1時間を過ぎるころから「出来た」「回った」などの声が上がる中、風車が回らないといったトラブルもちらほら聞こえています。なぜだろうと原因を調べ、参加者の試行錯誤が続きます。
 原理は分かっても、風車が回るように作り上げるには、材料と道具を使っていろいろな工夫も必要です。空気の取り入れ口を調整したり、太陽の代りに使う電球の光の当たり具合も調整したりしなければなりません。

製作の様子

 最後は無事に参加者全員の風車が回るように出来上がりました。
 参加者からは「微妙なバランスで風車が回ったり回らなかったりした。家でもう一度、工夫してやってみたい」「子どもたちには大変良い授業だったようです」「今度、孫にあったらこの体験を話してやりたい」「太陽熱を利用したいろいろな電気を起こす仕組みがあることも知りました」などの感想がありました。

講座テキスト
上昇気流による羽根の回転を見守る

+αのミニ講座

 今回のテーマ「太陽熱」に関連して、
・太陽エネルギーについて
・光と熱:色による温まりかたの違い
・太陽のエネルギーを使った世界の新しい発電方法の数々
・発電方法の種類と特徴(風力、火力発電、原子力発電など)
・発電機(電磁誘導方式)を使わない発電
などのミニ講座がありました。
 工作以外の説明にも興味津々に聞き入っている参加者を見て、スタッフも喜びの声がありました。

会場風景

スタッフ募集中!

 スタッフによる反省会では「太陽熱風車の作り方ばかりでなく、関連する太陽系の話、世界の各国で行われている太陽光や太陽熱を利用して電気を作りだす試みの説明を皆さんとても熱心に聴いてくれていました。あれもよかったですね」という感想が出ていました。
 参加者が体験する発見、驚き、出来上がった時のうれしさなどがスタッフの「科学する体験や考えて作る楽しさを多くの人と共有したい」という思いを支えているようです。
 「サイエンスカフェさいわい」ではスタッフを募集中です。

問い合わせ

代表:河野和子
メールアドレス:kazu100716jin@ktf.biglobe.ne.jp

最後まで読んでくださりありがとうございます。市民の方の地域活動や市民活動等への参加と継続を応援するため、Facebook(つなぐっどKAWASAKI)でも情報を発信しています。よろしければ、フォロー、いいね!をお願いします♪