音楽を楽しみながら健康増進!~大人の鍵盤ハーモニカサークル 息(いき)・活(いき)・音(ね)~
この記事は、2021年3月5日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。
息を吹くことによって音を出す鍵盤を使い、音楽を楽しみながら心身共に健康になろう!こんな目標を掲げ、コロナ禍にあっても様々な工夫をこらしてレッスンを続けるグループ、息・活・音(いきいきね)。
2月25日(木)アリーノ(有馬・野川生涯学習支援施設)に取材に伺うと、レッスン室では、Zoomによる参加者5名(スクリーンから)と教室への参加者3名による楽しげな合奏が響いていました。
代表の北出聡美さんにお話を伺いました。
室内に楽しげな音が響いていますね。活動を始めたきっかけは?
ずっと自宅で音楽教室を行っていましたが、生涯学習音楽指導員になったのをきっかけに、地域に向けての活動をしてみようと思いました。始めてから10年近くになりましたね。現在は、宮前区と世田谷区にひとつずつ拠点があり、60代から80代の方々が20名ほどいらっしゃいます。
なぜ鍵盤ハーモニカなのですか?
鍵盤ハーモニカを演奏するには、腹式呼吸をはじめ指も、脳も、耳も、身体中を使うので、アンチエイジングにとても良いと言われています。これを大人の方々を対象に広めています。上達することはもちろん、何よりも楽しく取り組むことを大切にしています。
レッスンを通して、本人やご家族からも「元気になった」と感謝の言葉を頂く、そういう時は嬉しいですね。
年に何度かレッスンの成果を発表する機会あります。年に一度のコンサートのほか、福祉施設を訪問して演奏を披露したり、施設の皆さんと一緒に楽しんだりすることもあります。一生懸命練習し、当日緊張して演奏を終えた後の笑顔は何より素敵です。
そういうことが皆さんの励みにもなっています。
コロナ禍で、どのように活動を続けていますか?
年齢層も高いので、当初から感染対策には厳重に気をつけて練習していましたが、緊急事態宣言となってからは、オンライン(Zoom)を使って練習をしています。
もちろんいきなりZoomが使えたわけではなく、並行してスマートフォンやパソコンも別途学んでいただきました。
それでも何人かはオンラインができない(やらない)方もいらっしゃるので2月の半ば以降は、教室に出席参加する人と、自宅からオンライン参加する人と合同で、ハイブリットな(混合の)レッスンに取り組み始めました。上手く出来るかと案じていたのですが、意外と楽しくスムーズに実現できました。
参加者の声も聞いてみました!
「上手にできなくても、音が出るととても楽しい気持ちになれます」(70代女性)
「たくさん呼吸することで、脳も刺激されるような気がします。ボケ防止に役立ちそう」(80代男性)「ひとつの曲を皆で仕上げるとワクワクします」(70代女性)
「鍵盤ハーモニカは、キーを覚えれば確実にその音がでて、練習すれば必ず弾けるようになるところが魅力です」(60代男性)
「和気あいあいの雰囲気が気に入っています」(70代女性)
今後の意気込みをどうぞ
他の地域でもグループを作りたいと思っていますが、困っているのは、現在、音を出して練習できる場所が少ないことですね。音楽の練習ができる場所がもっと増えて欲しいです。新規の拠点をどう作ったら良いか、どう人を集めたら良いかなど、まだまだハードルが高いですが、嬉しいこともたくさんありますので頑張ります。ぜひ応援してください。
問い合わせ先
大人の鍵盤ハーモニカサークル 息・活・音
連絡先:090-6309-5212(北出)
レッスン会場:有馬・野川生涯学習支援施設アリーノ実習室