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責任感強く仲間同士の連携が生まれる場「ボーイスカウト川崎第26団」

川崎市幸区を中心に活動をしている「ボーイスカウト川崎第26団」は、平間こども文化センターや下平間春風公園、多摩川などで活動をしています。1960年に設立し、現在は41名の子どもが所属しています。団委員長、窪田さんにお話を伺いました。


どんなことを目的に活動されているのですか。

野外でのグループ活動を通じて、子どもたちの自発性を大切にしつつ、自主性、協調性、社会性、たくましさやリーダーシップなどを育むことを目的に活動しています。
基本は、班長がいて班で活動するので、年上の子が下の子の面倒を見て、たとえ出来ないことがあっても、ずっと継続していくことによって出来るようになっていき、自然と色々な事が学べる場です。

自分たちで火をおこします

具体的にはどんな活動をされていますか。

野外活動がほとんどです。野外炊事やハイキング、防災、救急など社会貢献に関わる項目も学んでいきます。仲間同士のコミュニケーションが大事な場で、お互い切磋琢磨し合い、刺激し合いながら活動していきます。役割分担を自分たちで決めて、責任をもって物事をやり切ります。
また、自分たちの街をきれいにすべく、ゴミ拾いなどの清掃活動も行っています。

ロープ結びを取得するための立ち竈作り

災害時に役立つ知識も学べると聞きましたが、どのような内容でしょうか。

災害時、自分たちが食べていけないと人を助けられません。そのため、火のおこし方から始まり、空き缶を使ったご飯の炊き方、食べられる野草の知識などを実際に活動しながら体で覚えていきます。また水害などが起こった場合、人命救助に欠かせないロープの使い方なども体験しながら学びます。

防災にも役立つ丸太切り
野草の知識を元に採取して料理します

ボーイスカウトの特徴を教えてください。

ボーイスカウトには年齢に準じた“隊”があります。小学校1~2年生は「ビーバースカウト隊」、小学校3~5年生は「カブスカウト隊」、小学校6年生から中学生は「ボーイスカウト隊」、高校生は「ベンチャースカウト隊」、18歳以上~25歳までは「ローバースカウト隊」と区分されていて、それぞれ年齢に合わせた活動を行っています。
最近はなかなか体験できない年齢を超えた遊びの場であり、学びの場です。いざというとき、地域で活躍できる人材育成でもあります。自分で考えて行動する体験は、いろいろな面で役立ちます。

(実際に入団されているお子さんをお持ちのお母さんにも話を伺いました)
「ボーイスカウトは、親子で一緒に活動できることがうれしいです。自分の子どもの成長や、他のお子さんとの関係性もその場でわかります。楽しみながら活動して自然に大切なことが身に着くことが一番です。親子のコミュニケーションも増えました。」

今後の予定を教えてください。

夏はキャンプや星空観察、秋は味覚狩りや空き缶ご飯、冬は餅つきやスキーキャンプ、そして春には野草料理など、季節ごとのイベントを通じて子どもの成長を見守っていきます。また、多摩川の掃除や歳末助け合い募金活動など、地域活動にも引き続き力を入れていきます。詳細は、ホームページからお問い合わせください。

夏季キャンプのピザ焼きの様子

この取組に関する問い合わせ

ボーイスカウト川崎第26団
http://bsk26.sakura.ne.jp/

(取材日:2023年9月4日 レポーター:倉林智美)


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