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第50回 花と緑の市民フェア

この記事は、2019年5月31日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

第50回「花と緑の市民フェア」(花と緑の市民フェア実行委員会主催)が5月18日、19日の二日間、等々力緑地催し物広場で開かれました。近年、来場者が増加傾向にあり、会場は花や植木を提供する人たち、それらを買い求めたい人たち、会場でのワークショップやイベントを楽しみたいというたくさんの人たちでにぎわいました。第53回の「川崎市畜産まつり」(19日のみ)も同時開催されました。


「楽しい!」がいっぱい

『今年も家族で体験できるブースが盛りだくさん!みんなで楽しんでほしい』と主催者。会場には地元産野菜を求めて人が集まり、・花苗、植木の即売会 ・緑化ポスター、標語展 ・トラクターの展示 ・ハンギングバスケットコンテスト ・ものづくりワークショップ ・ふれあい動物園 ・ポニー乗馬体験 ・フロンタくんの来場 ・青空サイエンス教室など、各ブースでは来場者が足を止め、終日盛り上がりを見せていました。

花と緑の即売会

歴史と新しい試み

「市内の花屋、植木屋などがみんな集まって植木市のようなことを開いたらいいのじゃないかと、50年前に始まったことが今に続いている」と御幸花卉(かき)生産組合のテントでお聞きしました。会場には代替わりをしながらも50年前から出店している植木屋さんが軒を並べていました。一時は来場者数も減少したこともありますが、屋内でも花や緑を美しく楽しめる企画を増やすなど工夫をこらし、この3年ほどは来場者が増加傾向にあります。今回初めての試みとなるハンギングバスケットコンテスト(26点展示・写真)もそのひとつ。ハンギングバスケットは、厚みのある額縁様の器に植物を植えこみ、絵画・インテリアのように花や緑を屋内でも楽しめることから、今注目が集まっています。ミニ盆栽の展示や、自然の植物をボトル内にアレンジし保存液で植物の「色」「姿」を長期間保存するハーバリウム作りのワークショップも開かれていました。

ハンギングバスケットコンテスト

地元農業を支える力

川崎の農業を盛り上げようという人たちもいます。川崎市農業青年協議会は1964年から活動する若い農業後継者の集まりです。会長の立川幸宏さん(40歳)は「自分たちが丹精込めた食材がお客様のお口に入るまでを見ることができるとてもよい体験です。食材が川崎市内で作られていることを地域の人たちに知っていただきたいです」と、農業に向き合うまっすぐな気持ちを語ってくれました。会員が育てた地元産食材のトマトカレーといちごけずりは大変好評、売り切れ必至です。6月8日には多摩区中野島の畑で農業収穫体験会「ファーマーズクラブ」が開催されます。さらに、同月26日午後4時からJR南武線登戸駅で朝取り野菜の販売も予定されています。

トマトカレー・いちごけずり

川崎の農業と緑の環境

川崎市都市農業振興センターの赤坂慎一所長は「来場する人たちが花や緑や野菜を求め楽しむ方法はさまざまです。それらを生産・供給者として50年の長きにわたりイベントに参加いただいている方々や住宅事情の変化に応じた新しい提案をしてくださる方々もいらっしゃいます。共にここで見つけたものを持ち帰り、今後の活動に役立てていただきたいです。農地は減り続けていますが、市内で緑と調和した環境を維持していくためにも生産者の売り上げが伸びて川崎で農業を頑張れることが大事です。その為のメリットを見出していただくことも当市民フェアの大事な要素です」と熱く語っていただきました。生産者と消費者がふれあい、一緒に楽しめるフェアとして続いていることが、川崎の魅力の一つだと思います。

ポニー乗馬体験

問い合わせ

川崎市都市農業振興センター 農業振興課
044-860-2462(平日のみ)

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