暮らしの保健室 病気になっても安心なまちづくりを
この記事は、2021年1月27日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。
看護師が常駐していて、ちょっと気になる体の心配事や健康、病気に関する悩み事を気軽に相談できる場所、それが「暮らしの保健室」です。
「暮らしの保健室」は、現在、向河原・元住吉・溝ノ口・武蔵新城・新丸子などで開催しています。曜日や場所によって内容を変えていますが、基本的に予約の必要はなく、医療機関にかかっている方も、そうでない方も、そのご家族でも、どなたでも利用できます。
暮らしの保健室にいる看護師の石井麗子さんにお話を伺いました。
イベントでの健康相談ブースがきっかけに
暮らしの保健室は元々、武蔵小杉を中心にコミュニティづくりに取り組むNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの活動の一つでした。病気になっても安心して暮らせるまちづくりをしようと、イベントなどで健康相談ブースを出して活動していた西智弘さんが、誰でも気軽にいつでも相談できる場所が必要だと思い、2017年4月に暮らしの保健室に特化した一般社団法人プラスケアを立ち上げました。私はその初期メンバーの1人として活動しています。以前から、暮らしの保健室の話は講演などで知っていて、興味を持っていたので、関わることができて大変嬉しかったです。
こんな事に心がけています
暮らしの保健室を開催していく上で、来てくださる方に対して、いくつか心がけていることがあります。
・お話をしてくださる方の曖昧なニーズを掘り起こす。
・悩む前までは出来ていた事など、本来持っている力を引き出す。
・必要な時は、視点を変えて心の処方箋を出す。
・ハードルは低く、自分自身で決められるように、心の縁側となる。
縁側は、ぼーっとそこにいて良い。元気になったら外に飛び出せるし、疲れたら家に入れば良い。そんな縁側の立ち位置でいたいと思っています。
暮らしの保健室が増える事を願っています
今は川崎の一部のエリアで開催していますが、他のエリアでも看護師さんや医師、臨床心理士など専門家や地域を大事に思う人がいるはず、こういった活動に興味を持ってくださる方が増え、いろんな場所に暮らしの保健室が出来たら嬉しいです。
問い合わせ
新型コロナウイルスの感染拡大状況などで活動内容に変更が生じる場合もあります。詳しくはHPやSNSをご覧いただくか、お問い合わせください。
一般社団法人プラスケア(暮らしの保健室)
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