「こがも会」 ~楽な介護、円満な相続のために~
この記事は、2021年6月9日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。
宮前区を中心に活動している「こがも会」は、ファイナンシャルプランナー、行政書士、介護福祉士等の資格を持ったメンバーが「少しでも楽な介護、円満な相続を目指して」活動しておられます。
代表の関豊子さんにお話を伺いました。
ご自身の体験をもとに始められた活動だそうですね
2013年、ファイナンシャルプランナーの講座で知り合った5名でこがも会を設立しました。現在は私と行政書士の宇佐美京子が共同代表を努めています。
親や親戚の介護、財産管理、遺言書作成、相続税の申告などを体験して、もっと楽に介護ができないか、もっとスムーズに相続を進められるといいな、と思いました。
日頃からの準備、特に介護・相続に関する知識、情報収集が大切です。親子で老後について考え、早めに準備すること、日ごろのコミュニケーションが相続での争いを防ぐのだということを伝えていきたいです。
こがもノートを作成し、これを用いたセミナーを行っています。
こがもノートとはどのようなものですか
「こがも会」を設立したころ、エンディングノートが話題になっていましたが、実際には「持っているけれど書いていない」という方が多いようでした。そこで、私たちは「親が子のために、そして子が親のために準備するノート」、本当に必要なことだけを厳選したノートを作ろうと決めました。
知恵を絞って作ったのが「こがもノート(介護編、葬儀・相続編)」です。持ち運びに便利なお薬手帳サイズです。更に、いざというときのため「これだけは書いておこうカード」も作りました。
(ノートやカードの詳細はホームページをご覧ください)
主な活動がセミナーということですが、コロナ禍の影響はありますか
コロナ禍のため、対面でのセミナー開催は難しくなりましたので、最近は個別相談にお応えすることが増えました。オンラインや動画を活用した取組も行っています。緊急事態宣言が発令された時期には講座の動画をホームページで公開しました。
昨年度は、区役所のロビーカフェで感染対策をしっかりと講じた上で、動画上映によるセミナーを行いました。また、11月にはサンフェスタ(地域をつなぐ活動団体)と、30~40代向けのセミナーを開催しました。このときは、同時にオンライン配信も行いました。
さらに、キラリドッグ(シニア犬介護に取り組む団体)と、相続についての動画を制作し、YouTubeで公開しています。
他団体との協働によって、もっと若い世代にも対象を広げていきたいと思います。
参加者からの声は
最初にこがもノートを買ってくださった方から、「母と一緒にこがもノートを書いて整理することができてほっとしました。とても役に立ちました」との感想を聞いて「役に立てて良かった、これからも頑張ろう」と思えました。
毎回セミナー後には「わかりやすかった」、「具体的に何をすれば良いのかわかった」、「終活を前向きに考えられるようになった」等の感想をいただいています。
今後の抱負と現在の課題を教えてください
こがも会は金融機関などとは一切関係のない公平中立な団体です。セミナーは専門用語を使わず、「わかりやすく」を心がけています。メンバーの経験から語られるリアルなお話もしています。
介護・相続の問題は、すべての方に関わることですので、今後は老後のライフプランや老後資金準備などにも取り組んでいきたいです。
現在抱えている問題は何と言っても活動資金の捻出ですね。会を継続していくためにはどうしても資金は必要です。
「皆さま是非サポーター会員になってください!きっとお役に立つと思います!」
問い合わせ
こがも会
宮前区を中心に活動
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