~ウグイスの歌声を聞きながら田植え体験~ 飛森(とんもり)谷戸の自然を守る会
この記事は、2020年6月26日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。
6月6日(土)、飛森谷戸の水生植物観察池(生田緑地の一画)では、田植え体験会が行われました。およそ2か月ぶりの作業日でした。
当日は好天気に恵まれ、マスクをつけ、お互いの距離にも注意しながら、久しぶりの野外活動に、子どもの活動団体や家族連れ等およそ80人が集まり、作業に汗を流しました。
新緑に囲まれて田植え体験
まず、諸注意があり、お神酒を供え豊作を祈りました。
そしていよいよ田んぼにはいって一列に並び、泥にまみれて植え始めました。
田んぼの両端から張られたロープが、苗を真っ直ぐ一列に植える目安となります。
となりの田んぼでは大人たちが代掻き作業をしていました。
飛森谷戸の田植え体験会は今年で10回目
うるち米やもち米のほか赤米も植えられました。苗は農家の畑で、昨年の種モミを育成したものを提供いただいているそうです。
今後も皆で世話を続け、秋に収穫!楽しみですね!
田んぼの周りでは
周囲の森からはウグイスの声が聞こえ、トンボや蝶が飛んでいました。畔では小さい子ども達が水路をのぞき込み「ヤゴがいるよ!」と元気な声。オタマジャクシもいたようです。生き物を捕まえた後は元に帰してやるのが決まりです。
ベンチで水分補給中の女性は「ここは私の第二のふるさとですね。ここにくるとホッとするんです」とのことでした。
高木一弘会長、松井隆一理事のお話
「飛森」は「とんもり」と読みます。昔からの地名です。
当会が発足したのは平成8年。毎月第2日曜日が定例の作業日で、森の下草刈り、川掃除、ゴミ拾い等を行っています。その他に、野菜を育てたり、「森の音楽会」などもやっています。
会の役員組織はありますが、会員についての取り決めはなく、作業への参加は自由、会費ももらいません。必要な資金は、企業からの支援、音楽会への参加費、お祭り等での野菜売上などで賄っています。
谷戸の生き物たち
飛森谷戸では、すでにホタルが見られるそうですが、この日は、オニヤンマのヤゴ、ホトケドジョウの稚魚、オタマジャクシ、アメンボ、シオカラトンボ、ムギワラトンボ、イトトンボなどを観察することができました。
ホトトギス、カッコウ、ウナギ、ドジョウなどもいるそうです。
この自然を大切に守っていきたいですね。
飛森谷戸の自然を守る会について
〒216-0026 川崎市宮前区初山1丁目17番地
連絡先:ホームページより
http://tonmori.216.jp/index.html