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あなたの書いた記事が新聞に掲載される! 文字で活動を伝える「市民記者養成講座」

この記事は、2020年3月2日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

かわさき市民活動センターで、「2019年度市民記者養成講座」が開催され、高校生から70代までの14名が参加しました。この講座は、市民が市民を応援するコラム「市民発」のボランティア市民記者を養成するものです。
1月15日から2月26日までの全5回の講座のうち、前半3回で記事執筆の心構えや書き方の講義を受け、後半の2回では体験取材し、各自仕上げた原稿を持ち寄って模擬編集会議を行います。前半の3回を取材しました。


第1回:新聞記事を書く時の心構え

かわさき市民活動センターの市民記者になると、神奈川新聞のコラム「市民発」を執筆することができます。市内の市民活動を紹介する「市民発」の説明に次いで神奈川新聞社川崎総局長 和城(わしろ)信行氏による、新聞記事を書く時の心構え、取材依頼から記事掲載までの流れについての講義。一文の文字数や効果的な写真の撮り方など、具体的なお話が豊富に盛り込まれていました。

和城信行さん

第2回:いよいよ記事の書き方!

講師は(公社)日本広報協会元理事 大下克巳氏。“市民記者としての立ち位置、取材の心得、記事の組み立て、原稿を書く、自分の中に良い読み手を育てる”という講義内容でした。「十分な事前準備は相手との信頼関係を築くことにつながる」「いい質問はいい話を引き出してくれる」などのお話に、受講生たちは深く頷きながら聴き入っていました。

大下正巳さん

第3回:現役市民記者の体験談・座談会・質疑応答

市民記者5年目の渋澤和代さんは「働きながら市民記者を続けるには、できる範囲で行うことを鉄則にしています。仕事の繁忙期はスケジュールを融通してもらえるし、仲間が助け合ったりするから大丈夫!」と時間のやりくりについて話し「一番大切なのは、自分が楽しく活動できることです」と締めくくられました。
市民記者を卒業し、現在も働きながら執筆活動をしている小島博記さんは、取材がきっかけで写真撮影が趣味に。すでに写真展も数回開催したとのこと。他に、視覚障害者のための音訳活動にも参加するようになったそう。「10年の記者活動のおかげで素晴らしい人々と出会えました。すべての記事が大切な思い出のストックになっています」

市民記者卒業生 小島博記さん
現役市民記者 渋澤和代さん

講座担当の並木節子さんに聞きました

「市民記者養成講座は隔年で、ブラッシュアップ研修と交代で実施しています。講座を終了すると、市民記者として登録できますが、半年後あたりから書き始める人が多いですね。
市民記者の任期は10年です。10年間務めた人は10人になりました。卒業するときにはOB全員に呼び掛けて懇親会を開いています。卒業後はSNSで発信したり、関係機関のHPで記事を書いたりされているようです。記者さん自身が各区の活動情報を収集し、どんどん発信してくれるようになると嬉しいですね」

参加者の受講動機は?(複数回答)

・書くことが好きだから(7)
・市民記者というものに興味があった(6)
・文章を書けるようになりたい(6)
・楽しそうだと思った(5)
・ライターになりたい(4)
・やりがいのあることを探していた(3)
・腕を磨きたい(1)

現役記者へ質疑応答

自分の執筆した記事が神奈川新聞に載るなんて夢がありますね。中には現役の市民記者も「基本を忘れないように」と聴講に訪れていました。また、講義の内容は市民記者を目指している方でなくとも、仕事で文章を書くときなどに役立ちそうです。筆者も大変勉強になりました。

主催者情報

かわさき市民活動センター(武蔵小杉駅徒歩3分)
電話 044-430-5566

「市民発 ~地域をつくる人・活動」バックナンバー
http://www2.kawasaki-shiminkatsudo.or.jp/volunt/katudo_shirou/shiminhatsu/


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