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ほっこりな「まちのひろばフェス」


令和6(2024)年12月8日、川崎市役所本庁舎で「まちのひろばフェス」を開催しました。今回のテーマは、川崎市制100周年記念で制作した「かわさきって人だよね。」をキャッチコピーとする「ほっこりポスター」と連携し、「ほっこり」をキーワードにして企画を進めました。

今回のまちのひろばフェスでは、ポスターに協力いただいた方々(以下、「ほっこり市民」という。)に協力いただき、多くの皆さまに参加いただきました。「ほっこりポスター」から飛び出したほっこり市民の方々がマルシェ、ワークショップ、ライブなどに参加し、「ほっこり空間」を創り出してくださいました。

ほっこりといえば「こたつ」でしょ

「かわさき市民祭り」が富士見公園で行われることが分かっていたため、会場への動線となる市役所通りにアイキャッチになる「何か」を考えました。「ほっこりといえばこたつだよね」ということで青空にこたつを置こう!ということになりました。

このこたつが当日は大活躍!
当日は寒かったですが、絶え間なくお客さんが集まる超人気コーナーに。「まことさがし」さんに御協力いただき、こたつでは多くの方が暖をとりながらボードゲームを楽しんでくださいました。

ちょっとした仕掛けで多様な方たちが楽しくつながる「まちのひろば」を体感いただきました♪

ボードゲームでつながる楽しさを体感。青空こたつでほっこり~

色んなハードルを乗り越えて

飲食販売の出店希望もいただきました。飲食販売をするということがあるということは保健所との調整が必要になりますが、これがまた不勉強なこともあり難しい。出店内容ごとに求められる対応が異なるため、1つ1つ確認しながら必要な手続きの確認を進めました。

また、市役所庁舎でのアルコール類の販売することも実はハードルがあったりします。ということで、庁舎管理の部署にも相談・協議を重ねながら、物販やクラフトビールの販売に向けて調整を進めました(もちろんルールの範囲内で)。

「公共施設の地域化」を進めるためにも

川崎市では、「これからのコミュニティ施策の基本的考え方」(*1)に基づき、地域の方々が気軽に立ち寄ることができる居場所「まちのひろば」が地域に広がっていくよう支援しています。その一環として、地域の皆様が身近な公共施設を今まで以上に利活用していただくことで、「まちのひろば」が公共施設からも生み出されるよう「公共施設の地域化」の取り組みを進めています。その足掛かりにしていくことも狙いました。

(*1)川崎市 : 「これからのコミュニティ施策の基本的考え方」本編について

「畑から、台所へ。」の皆さん
参加者同士のつながりが生まれたことも良かったことの一つ

ライブパフォーマンスが凄すぎた

市役所通りを通りがかる方にもふらっと立ち寄ってほしいとの思いで、市役所通りに面する場所に簡易的な芝生ステージを設置しました。出演直前に「マイクスタンドが足りない!」といったトラブルもありましたが、出演者の方のアドリブでうまく対応いただき、事なきを得ました。

出演いただいた4グループとも、オリジナリティ溢れる唯一無二なパフォーマンス!映像でお伝えできないのがとても残念です。芝生しか敷いていないステージと言えないようなステージであることが申し訳なくなるくらいクオリティの高い素晴らしいパフォーマンスをしてくださいました。

圧巻のパフォーマンス

裏テーマ・・・

事前準備の話に少し戻りますが、ブース出展者やライブ出演者を募集するにあたって、ほっこり市民に参加を呼び掛けたものの、どれくらい参加いただけるのだろうか?参加希望の方がいなかったらどうしよう?といった不安も正直なところ入り混じっていました。

ただ、「ほっこりポスター」にご協力いただいたほっこり市民の皆さまとのつながり(ご縁)を通して、どのような創発が起こるのか︖という裏テーマのもと、市民創発への期待を心に秘めながら準備を進めていきました。

ふたを開けてみれば、その心配は杞憂に。
多くのほっこり市民の方々から参加意向をいただき、楽しい企画とパフォーマンスによりイベントは盛り上がり、当日は1,000人を超える方々に来場いただくことができました。

渾身の100枚一斉展示!

ポスター制作には2年弱の年月をかけて制作してきました。制作にはプロのカメラマンと取材を活用し、ほっこりしたエピソードを組み合わせたものです。

「100枚を一斉展示できたらいいよね」ということで具現化に向けて検討が始まりました。ただ、サイズの制約から100枚を一気に貼ることは簡単なことではありませんでした。どこに100枚展示できるのか、展示方法はどうするのか、必要な材料はどうやって入手するか、予算も限られる、、。これらの難題を乗り越えなければなりませんでした。展示場所や手法についてはアイデアを何度も練り直し、最終的には1階のアトリウムに60枚、25階の展望フロアに40枚展示することに。バンティアンパネルとフックシールを使用する展示に落ち着き、今回のような展示会となりました。

ポスターから「人とのつながり」と「支え合い」に触れていただけたとしたら嬉しいです。また、、見ていただいた方が「今度は私も何か・・」と101人目として何かアクションに結びつくことも願っています。

1階アトリウムにはずらっとポスターパネルを展示!壮観でした。
市役所25階展望フロアにも

パネラーとしても大活躍

地ケアフェアの中で行われたパネルディスカッションの中でもほっこり市民が大活躍。3人の方にパネラーとして登壇いただきました。イベント対応のため、パネルディスカッションを聴けなかったのが残念すぎます。

  • 宇賀神 はなこさん(市民活動団体ポーラスター)

  • 金森 孝之さん(就労継続支援B型事業所「があでん・ららら」)

  • 溝井 直孝さん(特定非営利活動法人姿勢教育の孝心会)

地ケアパネルディスカッション

ダイジェストムービー作りました

「まちのひろばフェス×地ケアフェア」当日はとても寒く、風も強かったのですが、マルシェやミニライブで「ほっこり」満載な1日になりました。
当日の様子をまとめたダイジェストムービーを作りましたので、お楽しみください。

最後に:やっぱり川崎は「人」でできている

今回の「ほっこりポスター」は様々なジャンルで、川崎市内で活躍する「人」にフォーカスして制作しました。ポスター制作と今回のイベントを通して感じたことは、市内には「川崎は素敵な人たちの宝庫だ!」ということ。そして、川崎市はそのような市民の力によって支えられていて、様々な市民のつながりや支え合いを通してまちが営まれ、生活の彩りが生み出されているのだ、ということでした。

市のコミュニティ施策が目指す「希望のシナリオ」の実現、さらには次の100年に向けて、ともに新しい川崎を生み出していきましょう!

100人の物語に続く、101人目はあなた。
あなたのエピソードが新たなつながりを生み出します。
このまちをもっと温かく、
支え合いの輪を広げよう。
さあ、ご一緒に。

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