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理科のおもしろさを実感!おもしろ科学たいけん塾サイエンスショー

実験を通して科学の楽しさを伝えている「おもしろ科学たんけん工房」が、幸区の下平間こども文化センターで「おもしろ科学たいけん塾サイエンスショー」を開催しました。本イベントの担当、河野和子さんに話を伺いました。
(取材日:2024年 3月 9 日  レポーター:倉林智美)

川崎でも科学の楽しさを体験

子どもたちが科学する楽しさと、手作りで何かを完成する喜びを体で感じてほしい、という考えのもと、2002年、NPO法人おもしろ科学たんけん工房が発足しました。横浜で始まったのですが、是非川崎でもやりたいと、メンバーを募り幸区で立ち上げました。現在は、幸区内のスタッフが5名、幸区外スタッフが8名で、川崎市内でのイベント・出前体験塾・自前体験塾などで活動しています。

以下が活動の基本です。
① 気候変動や災害などの不測の事態が起こっている中で、将来子どもたちが生き抜くための力を付ける一環として、科学やものづくりの技術力や想像力を養うことを目指しています。また、科学の楽しさと手作りで何かを完成させる喜びを、子どもたちに実感してもらうことを目指します。
② 工房の活動を通して、世代間交流の場、シニアや市民の生きがいづくりの場を創出します。
③ 育成した人材が地域で活動できる体制づくりを行います。

こんな重いものも浮かすことが出来る

実験を通して、科学を学ぶ

下平間子ども文化センターでは、月1回イベントを実施しています。今回は「おもしろ科学たいけん塾サイエンスショー」と題して、ドキドキ風船ワールド、風と空気の流れ、真空ポンプの不思議、水槽で水遊びなど、実験を通して科学のおもしろさを伝えました。

ドキドキ風船ワールドでは、風船の大きさで割れる音の違いを体感したり、風船の中に水を入れて火で炙るとどうなるか見てみたり、真空ポンプの不思議では、入れ物の中にマシュマロを入れて真空にしたらマシュマロはどうなる?など実験を通して科学を知ってもらいました。一番みんなが興味を示してくれたのは、不思議なフラスコ。フラスコの中に温めたお湯を入れ、口部分に風船をセット。外側からお湯を冷やしていくと、風船がフラスコの中に入ってしまいます。その後、炭酸を入れると風船がまた上がってきます。その不思議に「おー!」と歓声があがりました。

風船を炙るとどうなる?
不思議なフラスコ実験中

分からない事が分かって、楽しい!!

実験をやるたびに、子どもたちは大盛り上がり。これはどうなると思う?の質問では、沢山の子が手を挙げて自分の考えを発表しました。
私たちは科学クラブも開催しているのですが、クラブの子どもたちも今回参加してくれました。小学3年生のひろとくんは「分からない事が分かって、楽しかった!」と笑顔で感想を述べてくれました。
実験をしてみないと分からない!子どもたちに楽しんでもらえるように、毎回リハーサルを必ず実施して、本番に挑んでいます。

どうなると思う?の質問に積極的に手を挙げて答える子どもたち

知識を教えるのではなく、科学するおもしろさを伝えて気づかせる

机上での勉強ももちろん大切ですが、おもしろ科学たんけん工房では、知識を教えるのではなく、科学するおもしろさを、子どもに伝え気づかせたいです。遊びながら学ぶ環境の中で、手作りで何かを完成させる喜びを感じてほしい。そして、大人も一緒に楽しめる時間と空間を作りたいと、私たちは考えています。

真空実験を見守る子どもたち

理科が好きな子も嫌いな子もみんな集まれ!

遊びながらドキドキしたり、不思議さを発見したり、自分から積極的に探求し、自分で考える習慣を身につけていける。知らない間に学んでいる。そんなことが出来る時間と場所を創り出したいと私たちは考えています。だから、理科が好きな子はもちろん、嫌いな子も是非参加してほしいです。
私たちは、幸市民館自主企画事業として2020年から「わくわく!ドキドキ!おもしろサイエンス工房」を実施しています。地域の子どもたちの多くの参加と地域での認知と広がりを見ることができ、嬉しいです。今後は新川崎にあるかわさき新産業創造センターAIRBICと川崎市産業振興会館で新たに科学体験塾を予定しています。是非遊びに来てください。

くしゃくしゃの紙に水を垂らしたらどうなる?

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