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Withコロナの市民活動 オンライン会議【前編】~主催者の立場から~

この記事は、2020年9月29日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

「ケア・カフェ のぼりと」は、ケアに関わる医療・介護・福祉・教育・保育・ボランティア・法律・行政の方々の関係づくりや日常のケアの相談場所となることを目的に2017年4月以来、ほぼ毎月開催されてきました。
今年、2020年5月からはウィルス感染症予防のため「おんらいん de ケアカフェのぼりと」としてzoomアプリを利用したカフェを開催されています。


オンラインカフェを実施して

初参加の人も打ち解けるようアイスブレイク(和やかな雰囲気づくり)を工夫したり、複数のグループに分かれて対話をします。グループでの対話はメンバーを2回ほど入れ替え、多くの方と対話ができます。最後に全体で心に残った一言をシェアし合うなど、様々な工夫がされており、これからオンライン形式を取り入れたいと考えている団体に参考になる点が多そうです。
オンライン開催の長所・短所、使用するアプリケーションについてのご意見、ご感想を、主催者の近藤佳長(こんどうよしたけ)さん、参加者の皆さんに伺いました。
前編・後編の2回に分けてお届けします。

オンライン開催のメリット

・三密が回避できる
・遠方であっても、どこからでも参加できる。
・移動に時間・労力不要となる
・必要なのはネットワーク環境とデバイスのみ

オンライン開催のデメリット

・場全体への目配り気配りが行き届かない。
・アイスブレイクが難しい。
・ゲームをしたときなどに景品が渡せない。
・参加費を集められない(手段はあるけれど、そこまでして回収するほどのものでもない)
・パソコンに慣れていない人は、苦手意識や固定観念があり参加するのが難しい。
・リアルな名刺交換ができない。(オンライン名刺交換は可能だけれど、まだ普及していないし、ツールの種類も複数ある)
・参加者のネットワーク環境によって、画像や音声の乱れが生じる場合がある。

オープニング

オンライン開催で加えたルール

・表示される名前は、自分が呼んで欲しい名前に変更する
・ノイズ対策として、音声ミュート機能を活用する
・タイムラグを意識して会話する
・対話する上で顔が見えないと不安になるので、カメラoff禁止
・スマイルを忘れない!(1.5倍増し)

全員で自己紹介

Zoomで便利な点

・アプリを一度インストールすれば、その後は特に難しい操作はなく、パソコンに詳しくない方でも問題なく接続が出来る。
・インストール自体もメッセージに沿って進めればそれほど難しくない
・一番良いと感じているのは、ブレイクアウトと言う機能を使用しグループを簡単に作れること。少人数にすることで、参加者全員が発言できる。
・通信データが比較的軽い(対LINE)
・音声が比較的良い
・他のアプリと比較して、Zoomの操作感が一番しっくりくると言う意見が多かった。

3~4名ずつにグループ分け

Zoomで不便な点

・無料版は40分の時間制約がある。
・グループに分かれると全体を見渡せない。

face to face(対面)と比べて、どちらが良いと感じるか

・それぞれ一長一短はあるけれど、一般に対面で話すことに慣れているので、face to faceの方が顔の見える関係が築きやすく、コミュニケ―ションを取る上で視覚情報や息遣いなど、五感で得られる情報量も多いので、オフラインが良い。

グループ分けはどのようにするのか

・Zoomのブレイクアウトという機能を利用している。こちらでグループのメンバーと制限時間を設定したら、進行はグループにおまかせ。なるべくどのグループにもファシリテーターが入るようにしている。

複数組に分かれることによるメリット、デメリット

◎メリット
・多人数で対話をする場合、話をする人・聞く人に分かれてしまいがちなところを、3~4名のグループに分けることで、話しやすく聞きやすい環境が構築できる。
◎デメリット
・face to faceのように一度に全体を見渡せないので、初参加の方だけのグループが出来た場合グループに入りフォローが必要。

コロナ禍が収束した後もオンラインカフェを継続しますか

・個人的には、オフラインで開催したい

主催者:近藤佳長さん

後編は参加者の立場から

前編では主催する立場からのメリット・デメリット、体験からのご感想やご意見などをお届けしました。
後編では参加者の方から頂いたアンケートをもとにしたレポートをお届けいたします。

「ケアカフェのぼりと」について

【主催 】 たまりんく/ケアカフェのぼりと実行委員会
【問合せ】近藤 佳長
メール leis.tamakoma@gmail.com  
電話 090-8727-3814

チラシ

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