商店街と地元の人たちがつくり上げる地域のコミュニティイベント「ふれあい朝市」
この記事は、2023年3月18日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。
毎月第1日曜日に小倉神社で開催する「ふれあい朝市」。小倉中町内会と小倉商栄会がタッグを組み、地域コミュニティの場づくりを行っています。小倉中町内会の会長 土倉護曜(とくら もりあき)さんにお話を伺いました。(取材日 2023年2月5日)
「ふれあい朝市」を開催したきっかけを教えてください。
ふれあい朝市は、地域コミュニティの活性化を目的に2016年に幸区提案型協働推進事業に採択された事業です。初動では、出店希望と集客を増やすために朝市のプロであるコーディネーターにお願いし、小田原のかまぼこなど人気の店舗に出店してもらいました。徐々に認知度があがり、3年目から集客が伸び始めました。そして、地元商店街が目を向けてくれるようになり、出店者も地元の方たちが増えてきました。
今は地域住民と商店街とが協力し合う自主企画として、今年で6年目の開催になります。
どのようなお店が出ていますか?
古市場でパン屋を経営されているスモモハウスさんや、自宅前で新鮮な野菜を販売する地元農家などの近隣の方々です。
また、生活支援コーディネーターで小倉周辺お買い物マップを作っている高橋光代さんは、地域の居場所「小倉の駅舎陽だまり」の管理人の有山節子さんと一緒に「とりかえる これいるか」という名前で毎回出店しています。「とりかえる」は、お客さんが各自で持ってきた不用品を他のお客さんの品と交換する仕組み、「これいるか」は、持ち寄られた不用品を来場者が10円以上で購入する仕組みのお店です。交換や値付けで話が弾み、ワクワク感があって人気です。今回は「これいるか」での収益を、心臓移植を待つお子さんへの募金に寄付させていただきました。
ステージ出演もあるのですね。
神社の中にステージを設けて、歌や踊りを披露しています。地元の演歌歌手の方や、お子さんたちが参加しています。毎月のステージも、日ごろの練習の成果を発表したいと、地元の方たちが盛り上げてくれています。
朝市開催の効果や、良かったと思われることは?
コミュニケーションが取れる場が出来たことですね。今までは、近くに年配の方が集まる場所がありませんでした。毎月1回でもここにきて、買い物をしたり友達とお話したり、そんな顔なじみの関係が出来ている様子が嬉しいです。3年ほど前からは子ども会の皆さんが出店してくれるようになり、子ども連れのお母さんも集まるようになりました。近隣の皆さんで小倉全体を盛り上げてくれていて、朝市を始めて良かったとつくづく思います。
今後はどういった思いで開催されていきますか。
嬉しいことに、この朝市を楽しみにしている人がたくさんいます。これからも、今のムードを、そして今のペースを大切に、ずっと続けていきたいなと思っています。
地域のコミュニケーションの場所として、お子さんからご年配の方まで、毎月楽しめたらいいですね。是非この雰囲気を味わいに、遊びに来てください!
この取組に関する問い合わせ
小倉中町内会 会長 土倉護曜さん
moriaki3239@yahoo.co.jp
ふれあい朝市を川崎市コミュニティチャンネルが紹介
https://www.youtube.com/watch?v=qVK2hkXni3s
「ふれあい朝市」を川崎市コミュニティチャンネルで視聴できます (別ウィンドウで開く)