はじめてのZOOM!―オンラインで広がるボランティア活動―
この記事は、2020年11月25日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。
宮前市民館菅生分館では2020年10月5日から11月9日まで、「はじめてのZOOM!*―オンラインで広がるボランティア活動」という全5回の連続講座を開催しました。コロナ禍で活動が停滞している市民活動団体の現状を、何とか打破するための試みとして企画されました。
講師を務められたのは、特定非営利活動法人NPO福祉支援ゆうやけネット理事長 程田和義(ほどたかずよし)氏。11月2日(月)、第4回を取材しました。
厳重なコロナ対策受
「密」を避けるため、会場では会議用長テーブル1つに1名が着席し、テーブル同士も前後左右にソーシャルディスタンスが確保されるように配置されていました。マスク着用、手指の消毒や検温、健康状態チェック表記入などを義務づけ、講師もしっかりフェイスシールドとマウスシールドを重ねて着用して実施しました。
受講生
募集定員は先着14名で、すぐに満席になったそうです。参加者の年齢は、60代、70代がほとんどでした。Zoomを利用したことがあるという人は2~3人でしたが、連続講座の中で、みなさん着々とスキルアップを実感できています。4回目までに脱落した方は皆無、みなさんの真剣さが分かります。
講座の様子
講座プログラムは以下の通りです。(詳しくはチラシをご覧ください)
第1回:オンライン会議ってなに?Zoomを使ってみよう
第2回:Zoomを使いこなそう
第3回:Zoomのホスト(主催者)になってみよう
第4回:トラブルになったら?
第5回:ほかにもあるよ!
初回はWi-Fiを接続し、アプリをインストールすることからスタート。取材した第4回では、画面のレイアウト変更、参加者を少人数ごとグループ分けする機能(ブレイクアウトセッション)も体験しました。
トラブルや、わからない場合の対処には、講師とアシスタントが席をまわって、それぞれ個別に対応していました。最終の第5回は、Zoom以外のオンライン会議用ツールについて学びます。
受講生が困難に感じるのは?(講師談)
パソコン用語が分かりにくいですし、皆さん初めてのツールですから操作に不慣れです。教え合う、相談する人が周囲にいないというケースも多いですね。身近にちょっと尋ねられる人がいると、とても助けになるのですが。
受講者の感想
「ひとりひとりの質問にも丁寧に教えていただけるからありがたいです」
「まだ活動に生かすところまではいってないけれど、これからは必要だと思うので、ぜひ覚えたいです。頑張ってます」
「自分の関わっている団体で活用したいです。まず自分が使えるようにならなくては」
講師の程田さんから「今後の講座予定」
菅生分館では、12月に「パソコンではじめるZOOM!」という全3回の講座を予定しています。Zoomのインストールから会議を主催するまでを、ダイジェスト版で学びます。また、幸市民館日吉分館では、全5回の講座を開催します。オンライン会議のニーズまだまだありそうです。
主催者情報
宮前市民館菅生分館(宮前区菅生5-4-11)
問合せ:電話 044-977-4781