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朗読、ハンドメイド作家、演劇、色々な顔を持って地域と繋がる

この記事は、2022年5月25日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

現在71歳になる立花徳子さん。川崎市幸区で朗読会を開催するほか、ハンドメイド作家として地域のコミュニティカフェに商品を委託販売したり、役者として舞台にも立っています。長年、小学校の教師をされていて、2020年8月に退職後、地域の方たちと繋がり、今の活動があるという。地域と繋がる立花さんにお話を伺いました。
(取材日:2022年3月30日)


朗読を始めたきっかけを教えてください

40年近く前、話し方が上手になりたい!と思い、チラシを見て、N H Kでアナウンサーなどを務めた仁平武男先生が立ち上げた「仁平朗読研究会」に入ったのがきっかけです。
鹿島田にあり、仕事帰りに、1週間に1回、4時間のレッスンを受けていたのですが、すごく厳しかったんです。遅刻は1分でもダメ、しゃべってもダメ、自分のスピーチはきちんと時間を守らないといけないなど、ルールが徹底していました。
1教室15人ぐらいいたのですが、その前で怒られたりもしました。最初は本当に辛かったのですが、知らなかった事を今、ここで知れたのだから良しとしようという考えに変えた途端、生活に張りが出て、楽しくなったんです。
年1回ホールで発表会をしたり、年に2回月例会という勉強会もありました。ここで、本当に鍛えられましたね。
その後、「仁平朗読研究会」は「ぺブル」という名前に変わりました。ぺブルとは、小さな輝く石(さざれいし)の意味です。そして、先生が亡くなったあとも、先生を慕う生徒たちが10名ほど集まり、活動を継続しています。

どういった所で朗読をされているのですか

コロナの前までは、定期的に集まって、マンションの集会室でレッスンをしていました。また、ミューザ川崎シンフォニーホールの企画展示室で、発表会を実施した事もありました。昨年は、かわさきFMで朗読セミナーを生放送しました。
今は、新川崎タウンカフェにて、朗読を楽しむ会を定期的に開催しています。2021年8月からスタートして、2022年8月8日の朗読会が6回目になります。

川崎FMで生放送した朗読セミナー

ハンドメイド作家でもある立花さん。こちらの活動はいつから行っているのですか

昨年6月、友人と新川崎タウンカフェを訪れた際、布ぞうりを作る講座をしていたハンドメイド作家の松岡由華さんにお会いして、布ぞうりを作ったのがきっかけです。教師という職を退職して、コロナになって、外の世界との繋がりが無くなっていた私をハンドメイドが再度繋げてくれました。

ハンドメイドでは、何を販売されているのですか

タティングレースの商品を、新川崎タウンカフェのほか、元住吉にあるコミュニティカフェ「となりの.カフェ」や、鹿島田にある「幸盛HOUSE」にて販売しています。また、オーダーも承っています。
タティングレースとは、糸を結びながらレースを作っていく手芸で、アクセサリーなどにアレンジできます。実は、私は元々、タティングレースを作っており、講師もやっていました。これがなかなか難しいんです。10人教えて出来た人は1人というくらいです。以前出入りしていた都内のコミュニティカフェでは、タティングレースの「達人」と言われていました。

タティングレース
幸盛HOUSE委託販売の様子

演劇もされているのですよね

朗読劇というものがあり、そこから演劇の世界にも入り込みました。芝居がどういう風に作られるのかも知りたくて。diamond-Zという演劇集団に呼ばれて、2017年には、中目黒のキンケロシアターに出演しました。2022年7月には、都内の文化センターでまた舞台に立ちます。やりがいがある活動のひとつです。

立花徳子さん(左)演劇の様子
diamond-Z主催の公演チラシ

これからどのような活動をされていきたいですか

何でも好きなので、何でもやっていきたいです。一つ挙げるとするなら、子どもたちに芝居の楽しさを教えていきたいなと思っています。私は元々教師という事もあり、子どもたちが大好きです。
演劇では、子どもたちと舞台に立つ事もありますが、劇を教える機会は、学校では、学芸会の時ぐらいしか無くて。
最初は蚊が鳴くような声だった子が、舞台に立つと、声が出るようになるんです。
子どもたちが変わるんですよね。演劇を通して子どもを育てたい。演劇のワークショップを地元である鹿島田でやりたいです。そして、寸劇でも良いので、最後には発表会も。早速、今年の夏、企画出来たら良いですね。

立花さん
問い合わせ:090-7637-1664
朗読を楽しむ会
https://machinote.net/event/841/


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