新連載 『まちのひろば探検隊 with 新しい生活様式』 第1話 ~川崎セブンスターオンラインLIVE 前編~
この記事は、2020年5月18日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。
リアルライブでもテレビでもない新感覚! ~オンラインLIVE潜入レポート~
「かもしれない」を目指して。
新型コロナウイルス感染症の影響により、集まったりすることが難しい今、
―だからこそのつながりができるかもしれない―
そんな「かもしれない」を目指す「まちのひろば」の新たなチャレンジを『まちのひろば探検隊 with 新しい生活様式』として新たに連載します。
第1話は、『まちのひろば探検隊 第6話』にも登場した「川崎セブンスター」。
市内のそこかしこで漫才や音楽などを披露して、介護施設から自治会・商店会まで、子どもから大人まで多くの方を笑顔にするグループです。
新型コロナウイルス感染症の影響で、披露する機会が無くなってしまった「川崎セブンスター」が、オンラインLIVEを緊急開催するという情報を耳にした探検隊は、早速オンラインLIVEに潜入してきました。
ドキドキの会場入場!
これまでに経験のないステイホームのゴールデンウィーク真っ最中に開催されたオンラインLIVEに探検隊は潜入しました。
ドキドキの中、事前に交付されたIDとパスワードで公演開始の15分前にオンライン会場に入場。思っていた以上に簡単に入場できました。入場後すぐに案内役の須摩さんから声をかけられ、入場確認のやり取りが始まります。「声は聞こえますか?私の顔は見えますか?」20秒後ほどで手短に確認を終え、音量をミュートにして開始を待ちます。
既に20名以上の方が会場に入場して、前座のオカリナ演奏を聞きながら公演開始を待っていました。
オンラインLIVEの特徴の一つが観客の皆さんの顔も画面上で見れること。公演の開始まで何気なく観客の皆さんの顔を眺めていると、友人や知り合いの方がちらほら。久しぶりに元気な姿が見れて嬉しい気持ちになっているところで、案内役から公演開始に向けた説明が始まりました。
「入場確認が取れた方は、その後のPC操作はお控えください。」
「音声が聞きづらい可能性もあるので、イヤホンをご用意ください。」
など、オンラインに関する案内がほとんどです。
最後に、「観客の皆さんの音量はミュートにしますので、面白かったら大きな手振りや満面の笑顔で教えてください!」という大事な一言。
なるほど、観客も大きなリアクションで参加することがオンラインLIVEの醍醐味となりそうです。
いよいよ開演!~リアルとオンラインの狭間で
まずは、いつもの調子で司会のマッキーの少しとぼけた挨拶からスタート。
相変わらずの時事ネタに引っ掛けたボケが面白い!ボケに合わせて笑顔になる観客の皆さんの顔も素敵!
きっと自分の爆笑顔も見られているんだろうなとちょっと恥ずかしい気持ちになりながらも、一気に会場の雰囲気に吸い込まれていきます。
会場も温まったところで、パフォーマンスのスタート!
最初は動物のパペットを使ったバラエティーショー。パペットと演者のスピード感あるやりとりが面白い!両方演者が演じているんですけどね(笑)
実はバラエティーショーを披露しているのは、歌謡詩吟のプロの方。
オンラインに歌は向かない特性を考慮し、この日はバラエティーショーを披露しているとのこと。多才すぎます!!
観客の皆さんも身振り手振りの大きなリアクションで応えます。
探検隊も興奮のあまり自然と声が出てしまっていることにはっと気が付き、同室にいる家族の顔をチラリ。このリアルとオンラインの狭間にいる状況が新鮮。
新鮮な感覚を味わいながら、観客が一体となり盛り上がったところでバラエティーショーが終了しました。
続いて、息つく間もなく夫婦漫才が始まりました!
代表のウメッチと奥さまのご夫婦が繰り出す漫才です。
夫婦だけあって、息はぴったり。新型コロナウイルス感染症に関するネタも盛り込んで、ウメッチがボケると、すかさず奥さまがツッコミます。
漫才の間、観客の皆さんの顔は常に大爆笑!笑い声は聞こえてこないけど、顔だけで十分に伝わってきます。
これはスゴイ!常に演者と観客の皆さんの様子を共に味わえる。リアルライブでもテレビでもない新感覚。これはハマりそう。
ここまででも面白さと感動で満たされていたのですが、その後もヴァイオリン演歌、タヒチアンダンス、講談、歌謡ショーと多彩なショーが続きました。
ヴァイオリンのキレイな音色や講談の独特の調子などはキレイに聞こえて、スッと心に入ってきます。
美しいダンスや歌謡動画には目が奪われ、オンライン上であっても癒されます。
それぞれのショーは全く異なるモノであるのに、確実に観客の皆さんに笑顔や安らぎを届けるだけでなく、トラブルもなく、すべてがスムーズに進んでいきました。
そして、ついに6つのショーが終了。あっという間の1時間でした。
「パワーアップして戻ってきます!」
最後は代表のウメッチからのご挨拶。
今回のオンラインLIVEに至った経緯から、開催までの大変な準備について一ネタ混ぜて説明。さすが!最後まで飽きさせてくれません(笑)
そして、なんと今回のオンラインLIVEは新型コロナウイルス感染症の影響で開催できなくなってしまった2つの介護施設にもオンラインを通じて大画面で流していたとのことで、映像が切り替えられ、介護施設の利用者さんが手を振る映像が映りました。まさに大晦日の某番組さながらのステキな光景です。この瞬間、すべての観客と演者が一つになったように感じました。
最後の最後に、「川崎セブンスターは今回のオンラインLIVEにより得たスキルで更にパワーアップして、また皆さんの元に戻ってきます!」と心強いメッセージでオンラインLIVEは終演となりました。
1時間の公演とは思えない濃密で刺激的だった川崎セブンスターオンラインLIVE。
このリアルライブでもテレビでもない新感覚は、新型コロナウイルス感染症がもたらす社会変化の中で、日常の感覚へと少しずつ変化を遂げていくのかもしれません。
続く第2話では、川崎セブンスター代表のウメッチこと梅本さんへのオンラインLIVEの裏話を含めたオンラインインタビューの様子をお伝えします!
問い合わせ
川崎市市民文化局 協働・連携推進課
電話 044-200-3708