この記事は、2020年12月7日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

リアル×オンライン　ハイブリッドダンシング！

「かもしれない」を目指して。
新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、集まりにくい今、

―だからこそのつながりができるかもしれない―

そんな「かもしれない」を目指す「まちのひろば」のチャレンジを連載します。

第９話は、相談交流ひらまが開催する無料ダンス教室「HIRA☆DAN」。
相談交流ひらまの園部さんから、コロナに負けない！「まちのひろば」の取組としてご連絡をいただき、探検隊は早速、現場のなかはら障害福祉施設ひらまに急行しました！

コロナ禍でできる方法を考えた先のハイブリッド

―園部さん、こんにちは！「HIRA☆DAN」とはどのようなものでしょうか！？

園部さん「こんにちは！地域と交流する無料のダンス教室として、この１０月からスタートし、毎週火曜の夜に開催しています！「HIRAMA DANCE」を略して「HIRA☆DAN」という名称にしています。会場のなかはら障害福祉施設ひらまは、主に知的障がい者を対象とした福祉サービスを提供している施設ですが、ちょうどコロナの影響で運動不足の方も多いと聞いているので、障がいのあるなしに関わらずダンスを通して日頃のストレスを解消する場にもなればと思っています。」

―ダンスを会場だけでなく、オンラインでも同時にしているとのことですが？

園部さん「そうなんです！コロナの影響で大人数で集まることができないし、集まるのが怖いと考える方もいますので、そういう方でも一緒に楽しく踊れるように何ができるか考えて、会場とZoomによるオンラインのハイブリットで行うこととしました。集まれない方をそのままにしてしまうと、どんどんつながりが薄くなってしまうので、そういう方も気軽に参加できる環境を試してみたんです。「HIRA☆DAN」メンバーにオンラインに強い方がいたので、トラブルなくすぐに取り入れることができました。今のところオンラインの参加者は毎回数人ですが、音のタイムラグもあまりなく、会場と一緒に楽しめています！」

DJ体験ができちゃう！

―どのような方が参加されていますか？
園部さん「スタートして一番びっくりしたことなんですが、参加者の約８割が社会人なんです！夜という時間帯もあるのかもしれませんが、みんなコロナで体を動かせなくてうずうずしているのかなと思いました（笑）！「HIRA☆DAN」はダンススクールではなく、ダンスを通じて交流ができるダンス教室です。ですので、初めてダンスをする方でももちろん大歓迎、というか初心者の方がほとんどです。しかもDJ体験ができちゃうんですよ。すごくないですか？（笑）今は会場参加は多くても10名程度なので、もう少し色々な方に参加いただきたいと思っています！」

―これからの「HIRA☆DAN」について教えてください！
園部さん「こんな感じで雰囲気はゆるくやっていますけど、コロナ対策は厳しくしています。入場時の検温、手指消毒、マスク着用、連絡先管理なども徹底していますし、ダンス教室後は会場全体をしっかり消毒しています。コロナ対策はしっかりしつつ、ダンスはゆるく楽しく！ハイブリッドで開催しているので、コロナの感染状況によっては、オンライン中心にしたり、会場中心にしたり臨機応変に開催できると思いますので、地域の交流を途絶えさせない場をこれからも提供し続けていきたいと思っています！」

園部さんのお話を聞いていると、なんだか自分も踊れるような気がして、探検隊もそのまま「HIRA☆DAN」に参加！まずは30分みっちりストレッチをしてから、いよいよダンス教室がスタート！素人の探検隊も置いていかれないくらいの振付けとペースで１時間半のがっつりダンシング。うっすら汗もかいて気持ちいい！これはハマりそうです（笑）

定年後の楽しみに！～参加者のメッセージ

会場で参加していた男性にもお話を伺いました。

―参加してみた感想を教えてください！
「今年で退職したのですが、ここのダンス教室に来ると体も動かせるし、話し相手もいるし毎週の楽しみになっています！参加を重ねるごとに少しずつ体が動くようになっている気がします（笑）」

ダンスを通して地域をつなぐ「HIRA☆DAN」。
常に動き、みんなに声をかけて回る園部さんのまわりには自然と人が集まり、笑い声が生まれていました。
一つの施設からスタートしたダンス教室は、新しい生活様式の中でも変化し続け、これからも地域に温かいつながりと健康を届けていくことでしょう。

この記事に関する問合せ先

川崎市　市民文化局　協働・連携推進課
044-200-3708