のんびりゆっくりちょっとずつ。絵本と子どもとコーヒーの店~ぷあぷ~
向河原駅のすぐ近く。南武沿線道路沿いに2024年3月27日、絵本と子どもとコーヒーの店「ぷあぷ」がオープンしました。1階がイートインのカフェスペース、2階が親子でゆっくり過ごせるキッズスペースになっています。店主の古瀬村さんに話を伺いました。
(取材日:2024年6月6日 レポーター:倉林智美)
「ぷあぷ」は念願だったお店
大好きな本とコーヒーをメインにカフェを開きたいという夢をずっと持っていました。
本が好きになったのは高校生の頃。読書感想文の宿題で本を探していた時に、宮脇俊三著「時刻表2万キロ」に出会いました。鉄道も大好きだった私はこの作家さんのファンになり、そこから色々な本を読むようになりました。
カフェ開業の夢を持ちつつ、仕事はタクシーの運転手をしていました。通塾など小学生の送迎をメインにした部門にいました。子どもも好きで、塾の講師も副業でやっていました。
その後、退職を機にあたためていた夢を実現しようと、物件を探しつつ、コーヒー焙煎のスクールに半年通いました。そして、念願のお店をオープンしました。
「ぷあぷ」ってどんな意味?
店名は分かりやすく、優しい名前を付けたいと考えました。「ぱぴぷぺぽ」のいずれかの文字を入れたいと、インターネットで調べました。
「ぷあぷ」はフランス語で、「ちょっとずつ」という意味があります。今の自分にもピッタリとこの名前をつけました。
読書しながらコーヒーを飲みながらリラックスできる空間に
1階は落ち着いた色合いの大人向けのカフェスペース、2階は靴を脱いでくつろげるキッズスペースになっています。1階にも2階にも、本はたくさんありますね。まずは自分の家にあった本を持ってきました。お子さんたちにも楽しんでもらえるように、絵本も用意しています。そして新品の本の販売も行っています。
コーヒーは2店舗から豆を仕入れてハンドドリップにて提供しています。季節によって豆を変えているんですよ。読書をしながら、ゆっくり本格コーヒーを飲んでもらえたらと思っています。
先日いらっしゃったお客様は、3時間で1冊読み切っていました。自分時間をぜひ楽しんでほしいです。
イベント盛りだくさんで地域とつながるお店です
パステルアート、指ヨガ、筆文字アート、ウクレレなど、多種多様なイベントを開催しています。気になる方にお声がけさせていただき、今では15団体以上とお付き合いしています。スペースがあまり広くないので、定員4~5組ですが、親子連れのお客様や地元の方が多く参加してくれています。8月からは水彩教室も始まります。
【利用者の声】ゆったり出来て、お気に入りの場所です!
「ここに来るのは今日で3回目です」というお客様、姫田さん。2人のお子さんを連れて2階で子どもたちと遊んでいました。
「2階には絵本はもちろん、オムツ替えベッドや、プラレール、パズルなどのおもちゃもたくさんあります。子どもたちはゆっくり遊べて、私は美味しいコーヒーを飲めるお気に入りの場所です」とお話ししてくれました。
これからも、のんびりゆっくりちょっとずつ。そして夢は大きく!
念願だったお店をオープン出来て、今はやりたい事が出来ていて本当に楽しいです。ワンオペなので、大勢の方を一気にお出迎えはできないのですが、入れ替わり立ち代わり、のんびりやっていければと思っています。ホッとできる場所です。コーヒーが飲めなくても、紅茶もありますので、ぜひいらしてください。次の夢は、無人駅でカフェオープンです。
取材の様子は川崎市コミュニティチャンネル(KCC)でも公開中!
関連 URL
絵本と子どもとコーヒーの店 ぷあぷ
Instagram:絵本カフェ ぷあぷ (@peu_a_peu2024)
https://www.instagram.com/peu_a_peu2024/