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森とせせらぎ祭り ~子ども未来・地域ふれあい 水と緑のふるさとづくり~

この記事は、2018年11月27日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

11月11日(日)、高津区の橘公園と、江川せせらぎ遊歩道を会場にして「第12回 森とせせらぎ祭り」が開催されました。

テーマは「子ども未来・地域ふれあい 水と緑のふるさとづくり」。森とせせらぎ祭り実行委員会が主催し、川崎市、川崎市教育委員会、(公財)川崎市文化財団、中原区PTA協議会、高津区PTA協議会が後援、そして周辺23の町内会・自治会が協力という、まさに地域をあげてのお祭りです。


好天のお祭り日和

当日は秋晴れ。暑すぎず肌寒くもなく、また周囲の樹木も美しく色づいて絶好のお祭り日和でした。橘公園会場では9時30分の開始時間にはすでに多くの人が集まっており、舞台前のベンチはほぼ満席となっていました。

日本舞踊の様子

橘公園会場 舞台演目・模擬店

祭り開始のファンファーレが鳴り響き、橘公園会場では下小田中小学校や新城高校のダンス部ほか地域団体が演技や演奏を次々と披露します。

午前の部の出演は14組+1組(東日本復興支援活動のアピール)。午後の部の出演は11組。演目もダンス、日舞、合唱、独唱、演奏、詩吟など多彩です。なかでもサンバの練り歩きは圧巻でした。司会進行役は新城高校放送部の生徒が担当していました。

親子でフラダンスしている様子

周囲には綿あめ、蕎麦、じゃがバター、手作り品等々の模擬店がズラリと並んで良い香りが漂っています。お餅のテントの脇では餅つきも行っています。こちらでは餅つき体験もできます。フリーマーケットのプラカードを持って会場を歩くなど子どもたちも大活躍です。

餅つき体験の様子
お祭りの様子

せせらぎ会場の催し

せせらぎ会場では野生動物センターが特別公開され、遊歩道脇で菊花展、人力車、軽食喫茶、写真展、スタンプラリー、などが催されていました。
たくさんの保育園児がスタンプラリーに参加しており、可愛らしい歓声があちこちから聞こえます。人力車は大人気で乗車を待つ長い行列ができていました。
人力車に乗りながら周囲の様子をカメラに収めていた少女が「すごく楽しいでーす!」と手を振ってくれました。

人力車・ウォークラリー(せせらぎ会場)

江川せせらぎ遊歩道について

江川せせらぎ遊歩道は、下水道整備により河川としての役割を終えた江川の跡地を利用して、新しい都市空間の創造をめざしたものです。計画段階から市民の皆様の意見を取り入れるパートナーシップ型事業として進められ、平成15年6月に完成しました。
遊歩道は、「湧水の小径」「桜のプロムナード」などの8つのゾーンに分かれ、テーマごとに植物や自然石等の配置に工夫を凝らし、また、遊歩道の脇を流れるせせらぎには、等々力水処理センターで下水を高度に処理した水を有効利用するなど、水や緑にあふれた憩いの場となっています。

(川崎市上下水道局ホームページより)

多くの市民による「江川の水と緑を考える会」が結成され、計画から完成にいたるまで、行政と市民が緊密に連携し13年の年月をかけて完成にこぎつけたとのことです。完成後「森とせせらぎネットワーク」が結成され、よりよい親水緑道のための協働が続けられてきました。「灯篭流し」(8月)、「森とせせらぎ祭り」(11月)、ほか多くの行事が定例となって市民に親しまれています。

編集後記

朝9時30分開始とイベントとしては早いスタートでしたが、開始時刻にはすでに多くの人が集まっていたことに驚きました。皆さんこの祭りを楽しみに待っておられたのでしょう。模擬店の店先でも舞台脇の出演者待機所でもご近所同士ならではの会話が弾んでいました。

出演者たちはこの日のために猛練習を積んできたようで、出演後肩を抱き合って涙ぐんでいるグループも何組か見かけました。皆さん素晴らしい出来栄えでした。

「森とせせらぎ祭り」の思い出は「故郷の思い出」として子どもたちの心にしっかりと残っていくことでしょう。


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