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アートを通して楽しい時間を共有したい~絵描き屋みかん~

中原区役所や地域イベントにて、会場装飾などを手掛ける絵描き屋みかんさん。2010年からイラストレーターとして活動。現在、川崎市や中原区から大きな事業のアートコンテンツを依頼されるまでになりました。色々な場で活躍している絵描き屋みかんさんにお話を伺いました。(取材日:2024年6月20日  レポーター:倉林智美)


運営ボランティアで入ったイベントをきっかけにアートの世界に

表現や舞台、ワークショップ活動をしている市民団体が一同に集まって開催するイベント「なかはらアクトストリート」に2011年、ボランティアで参加しました。その後誘ってくれた方から、絵を描けるよね?と言われて、ポスターを作成したり、切り絵モビールにて会場装飾を行いました。なかはらアクトストリートのスタッフTシャツや、イベントのオリジナルキャラクター「なすろうとわんこ」も私が作りました。
このイベントをきっかけにアートの世界に本格的に飛び込みました。

2016年、最後の「なかはらアクトストリート」の様子が紹介されています。

切り絵モビールの会場装飾


なすろうとわんこ

実は、大学に入学したのは結婚後

子どもの頃から絵が好きでした。学生時代も時間があれば、絵を描く毎日。医療系の専門学校卒業後、小児科で働いていたのですが、履歴書に特技・趣味はイラストを描くこととしていたため、病院のポスターなども私が描いていました。
その後、何かに挑戦したいと、講談社のアート系コンテストに応募しました。残念ながら入賞は逃したのですが、編集者の方に声をかけていただけました。
その時、「本格的にアートの仕事をしていくのであれば、大学卒業という学歴が大きな糧になるのでは」と夫から話があり、家族会議の結果、大学に入学することを決意しました。

もともと絵を描く事が大好き

人に負けるのは良いが、自分に負けるのが大嫌い

無事、2013年に京都芸術大学に入学しました。通信教育部情報デザイン学科イラストレーションクラスで、1枚の紙、絵に情報として見せるためにはどのように伝えたら良いのかなどを学びました。卒業まで応援してくれた家族には感謝感謝です。
子どもが2人いるのですが、下の子がまだ年中でした。東京にあるキャンパスに通っていたのですが、小学校や幼稚園の役員をやりながら、学科を取るために年何回か京都にも行くという生活を送っていました。
入学当初は同学科で200人くらい在学していたと思うのですが、課題などが本当に大変で卒業した人は片手で数えられる程度でした。人に負けるのは良いのですが、自分に負けるのが大嫌いな私は、ただがむしゃらに挑み、無事4年で卒業出来ました。

絵描き屋みかんさん

地域イベント参加から行政の仕事まで

2017年に大学を卒業した後、「武蔵小杉で芸術文化を創造する」ことを目的に開催される来場者参加型のアートイベント「コスギアート ラ・ファブリカ」に参加することになりました。私は、ライブペイントや会場の全体装飾を任されました。


2021年ペットボトルのラベルを利用したアート作品
2021年コスギアート場内装飾

自分でも営業活動を開始し、中原区役所のどこかに自分の作品を飾らせて欲しいと直談判して、定期的に区役所に作品を貼らせてもらうことができるようになり、行政のイベントのワークショップでも声がかかるようになりました。
2023年3月には、区制50周年記念、中原区役所東口玄関前フォトコーナーパネルデザインを任され、今も展示中です。

中原区役所東口玄関前フォトコーナーパネルデザイン
ライブペイント作品

水彩教室での生徒さんの笑顔が嬉しいです

イベントや行政からの仕事のほか、ヨークカルチャーセンター小杉やカルチャー日吉にて、水彩色鉛筆講座を開催しています。水彩教室では、直接生徒さんに形の見せ方や水彩の色や表現などを伝え、共有することが出来て楽しいです。また、こんな感じに描くとこうなるんだ!と発見も多く、生徒さんの笑顔を見ることが本当に嬉しいです。8月からは「絵本カフェ ぷあぷ」さんでも水彩教室を開始します。

水彩色鉛筆講座

これからもこのまま楽しく

行政からの仕事やイベントでの会場装飾、教室など今の活動がとても充実しています。そのほか、自分の作品を展示する作品展も定期的に出展しています。これからもアートを通してたくさんの方に楽しんでもらえるように、頑張っていきたいと思います。

パラリンピック採火式典パネルデザイン

みかんさんってこんな人!

みかんさんと関わってきた方たちに、コメントをもらいました。

「出会いは“なかはら子ども未来フェスタ”という中原区のイベントでした。 中原区役所主催の子育てイベントです。 みかんさんの印象は、とても明るい人でした。 ワークショップをお願いしても子供達にとっても上手に教えてくれるし、 他のイベントでもみかんさんファンの子どもたちがいる印象です!」(かわさきママのわ主宰 中村ふみよさん)

「コスギアート ラ・ファブリカでご一緒しました。みかんさんは、信じた道を突き進む 一心不乱&没入型アーティスト!」(コスギアート ラ・ファブリカ主宰 きゃさりんさん)

■この取組に関する問い合わせ
絵描き屋みかん
http://www.Instagram.com/mikan.ya

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