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川崎区における将来的なソーシャルデザインセンターモデル創出に向けた実証プロジェクトに取り組む 「かわさきグローバルコミュニティー(KGC)」

この記事は、2021年10月8日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

 今回ご紹介する「かわさきグローバルコミュニティー(KGC)」は、ソーシャルデザインセンターの創出に向けたプロジェクトに参加し、川崎区役所と協働しモデル事業に取り組んでいます。
 実施団体「一般社団法人グローバル文化協働支援センター」代表理事の黒江乃理子さんにお話を伺いました。


実証プロジェクトでは、どういった活動をされていますか

 私たちは試作的な取組として、外国人の方々の居場所作りを行っています。具体的には、週2回程度、多文化交流・多世代交流・学習支援を主とした「まちのひろば」を運営しています。また、さまざまな地域イベントや団体活動を、KGCに参加する外国人の方々へ案内し、地域と外国人住民を繋いでいます。特に外国人に参加してほしいイベントや団体活動などがありましたら、御相談いただければと思います。
 私たちは、居場所づくりを通じて、ビザや生活の相談から、コロナ禍での孤立からの救済支援まで、地域に住む外国人の困りごとを解決していくことを目指しています。メンバーは、外国人住民自身と、地域のボランティアさんです。現在、ベトナム、中国、欧米、インドの方々のコミュニティが寄り合っています。

多国籍の子どもたちの居場所
外国人芸術団体と交流

きっかけはどんな事だったのでしょうか

 元々、ベトナムの支援活動を行っていました。ベトナムとの繋がりが、地域の外国人住民の方々との繋がりに広がり、自然とこの流れができました。多種多様に見えますが、根っ子は一つ。外国人住民の方々と地域、行政、企業、市民団体を繋ぐ役割と思っております。

ベトナムママさんを繋ぐ会

この活動をされていて、日々感じる事はありますか

 実施する中で、活動拠点のCollege JDS Global After School 、クラウドキッチンでのこども食堂などが支えになっています。場所、機会、ボランティア人材の提供を協力してくれています。ハード面、ソフト面と必要な活動ですので、周りの力なくしては成り立っていかないのが、市民活動です。その一端を担うことができることは、光栄の至りです。

インドコミュニティ―川崎市立病院訪問

これからどのような活動をしていきたいですか

①地域学習支援・コミュニケーションの場創り
②ボランティア人材の発掘・外国人リーダーの育成
③情報交換会・地域活動参加・団体マッチング
の3点に力を入れていきます。

 そして、この実証プロジェクトでご一緒している、川崎区の東田公園をベースに活動されている溝井さんや、区役所と協働で事業を実施している「いきいきかわさき区提案事業」の団体とともに、これからも人と人を繋ぐ活動をしていきたいと思います。

学童支援の様子(左から2番目が黒江さん)

※実証プロジェクトでは2021年10月現在、「やってみたいができる東田公園まちびらきプロジェクト」を実施中です。

※ソーシャルデザインセンターは、地域でのさまざまな新しい活動や価値を生み出し、社会変革を促す基盤として、人や団体・企業、資源・活動をつなぐコーディネート機能、プロデュース機能や人材育成、まちのひろばへの支援等の機能を充実させ、各区の独自性を踏まえて、機能やエリア等できるところから、まずは試行的、実験的にスタートしているものです。

この取組に関する問い合わせ

かわさきグローバルコミュニティー
川崎区本町1-3-3JDSビルディング 
問い合わせ:044-222-3582

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