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地域通貨たま・専修大学リーダーシップ開発プログラム 共催 「たま楽市」

この記事は、2021年12月6日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

たま楽市は、「地域通貨たま」を使って楽しめるイベントです。来場者は、多摩区おすすめスポットを教えたり、子どもたちが駄菓子屋さんのお店番をしたり、学生が企画した遊びのコーナーでは得点することによって、「地域通貨たま」をゲットすることもできます。また、「円」を地域通貨たま運営委員会へ寄付をすると同額の「地域通貨たま」をお礼としてもらえる受付なども設けられていました。

「地域通貨たま」は、お金(円)ではありませんが、通貨が持つ働きや仕組みを利用して、多摩区内のボランティア活動、日々のちょっとしたお手伝いやサービスなど、人、地域、地球に良いことをするための道具です。地域の中で、人、市民活動団体、商店、農家などの間を“お礼の気持ち”がぐるぐる回る仕組みです。
(詳しくは「地域通貨たま」のホームページをご参照ください)

2021年11月13日(土)、地域通貨たまを使って楽しめる「たま楽市」が、開催されました。(会場:根岸跨線橋下公園=多摩区枡形5-16)

たま楽市ポスター

どんなお店があったかな?

出店していたのは、地元農家の朝採れ野菜、駄菓子、淹れたてコーヒー、牛乳・卵が入っていない焼き菓子、障がい者作業所の生シイタケ、手づくりアクセサリー、ぬいぐるみ、リサイクル品、等々。
これまでの「たま楽市」では、豚汁や手作り肉まんなども出店していたのですが、今年はコロナ対策として、これらの提供は見送ることにしたとのことでした。
“遊びのコーナー”ではスマートボール、けん玉つくり、キックボーリング、ジャグリング等々。
駄菓子屋さんなどのお店番や、準備や片づけのお手伝いをすると、お礼に「たま」をもらうことができるそうです。
どのお店からも、子どもたちの楽しそうな元気な声が聞こえていました。終了後、駄菓子売り場の子どもたちに感想を尋ねると「綺麗に並べておいた品物を、グチャグチャにされたらガッカリしたけれど、買った人にありがとうって言われたらすごく嬉しかった。お店屋さんの気持ちが少しわかりました」、「全部売り切れたし、お店屋さんになるのはすごく楽しかった」と満足そうでした。
*「たま楽市」は、年に数回、不定期に開催されます。(社会情勢などのため、中止や延期になることがあります)

売り手も買い手も子どもたち

学生考案のゲームなど

今回共催した学生たちが考案したという“遊びのコーナー”は、どれも大賑わい。ジャグリング皿回し体験では、夢中になって練習するお父さんたちの姿も多く見られました。
この他、学生考案の“たまンプラリー”というプログラムも実施されました。事前に「地域通貨たま」が使えるお店でクイズを解き、正解すると50たまと、スタンプがもらえます。それをたま楽市へもってきて、景品と交換する、という仕組みです。

できた!できた!皿回し

今回「たま楽市」を共催した「専修大学リーダーシップ開発プログラム」とは? チームリーダーの秋山君(経営学部1年)にお話を伺いました。

このプログラムは、組織や社会を牽引する人材として活躍するために必要な「リーダーシップ」の基礎を体得するためのプログラムです。
僕自身、自分のやりたいことを実現するにはどうすればよいのか分からなかったのですが、このプログラムを通して、その方法が見えてきました。
特にこの「たま楽市」開催に向けて、コロナ禍だからできない、ではなく、この状況の中で開催するにはどうすればよいか、と討議を重ねたことは大きな学びとなりました。
また、私はこれまで社会人の方と接する機会がなかったのですが、話し方も勉強になりました。お陰で人とコミュニケーションをとるのが楽しくなりました。
また、最初は「地域通貨たま」について何も知らなかったのですが、助け合いの精神など、人の気持ちに寄り添っているという点が素晴らしいと感じました。
「地域通貨たま」をもっと多くの人に知ってもらい、加盟店を増やすために、どんなことができるか、ということにチャレンジしました。
ゲームやスタンプラリーなどを企画し、小学生にアプローチするなど、とても楽しかったです。
開催当日までは、これで良かっただろうか、楽しんでもらえるだろうかと、とても不安でしたが、こうしてたくさんの人が来てくれて、楽しんでもらえて、本当に嬉しいです。

専修大学学生チームの皆さん

「学生のパワーはすごい」と話すのは「地域通貨たま」運営委員会代表 江田雅子さん

「共催という形は今回が初めてです。お互いに知らない同士なので、事前の打ち合わせや相談には、随分時間も手間もかかりましたが、学生さん達のパワーはすごいと実感しました。スタンプラリーやゲームコーナー等、とても参考になりましたし、刺激をいただけました。今後も続くかどうかは、現時点では全くわかりませんが、今回の経験を私たちができる範囲で取り入れていければと思っています。」

売り手も買い手も子どもたちが大勢活躍して、終日賑やかなイベントでした。コロナ禍で、外を走り回ることが出来なかったためでしょうか。こんなに元気な子どもたちの声を聞くのは久しぶりでした。

江田雅子さん

問い合わせ

「地域通貨たま」
メール: tama@tamanowa.sakura.ne.jp


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