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麻生区親子企画 地産地消の料理教室<冬>

この記事は、2020年3月4日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

主催者の「かわさきかえるプロジェクト」は、麻生区内で菜の花を栽培し、搾った油を食用油として利用、使用後の廃油は回収して、せっけんや燃料として再生する‘菜の花プロジェクト’を展開しています。
その活動の一環として、2月15日(土)麻生市民館で「地産地消の料理教室<冬>」という親子企画を実施しました。
親子8組(18人)が参加し、地元の野菜を使ってランチを作り、地域資源循環の話、せっけんの使い方も学びました。


林さん、門平さん、奥村さん

麻生産菜種油を使ってランチを作ろう!:講師 奥村まゆみさん

最初に司会の林恵美さんから資源の循環や菜の花プロジェクトの活動について説明を受け、調理実習が始まりました。メニューは、ねぎ餃子、鶏肉とリンゴのサラダ、白菜のスープ、エッグタルト。
レシピの説明を聞いて早速野菜を刻むことからスタートです。どのチームも包丁を握っているのは子どもたち。もちろん不慣れな子も多かったですが、みんな一生懸命に取り組んでいました。
お揃いのエプロンの親子、父+息子の組み合わせ、なれた手つきでトントンと刻む小4の女子。微笑ましい光景があちこちで見受けられました。
「材料をこねるのが楽しいね」「私は刻むのが好きよ」「やってるとね、だんだん楽しくなってくる」など、子どもたちの話もはずんでいました。「ウチの息子(小1)は将来シェフになりたいと言ってます」と嬉しそうなパパ。「家ではあまり手伝いする時間がなくて。月に1回料理教室に通うのが楽しみなの」と小4女子。

包丁はこう持って、野菜をこう押さえて…

資源循環とせっけんのお話:講師 門平きょう子さん

エッグタルトをオーブンに入れ、焼きあがりを待つ間に、資源循環やせっけんのお話を聞きました。
みんなが大好きなとんかつやから揚げに使う油も、古くなると捨てられてしまいます。そうした廃油を集めてせっけんを作る話には「えー!」と驚きの声が。台所用合成洗剤をたらした水に苦しむ魚の姿(動画)を食い入るように見つめる子どもたち。わかりやすく説得力のあるお話から、たくさんのことを学びましたね。

真剣に餃子を包む

配膳&いただきまーす!

すべての調理が終わり、好みの食器を選んで盛りつけ。なかなか見事な出来栄えです。
そしてみんな揃って「いただきまーす!」
「おいしいね!」自分たちで作った食事をほおばる表情がとても満足そう。
その後の食器洗いはもちろん、環境にやさしい廃油せっけんを使って。
どのチームも最初から最後まで子どもたちが主役、親たちは見守り隊。

食器選びや盛り付けはチームのセンスで

みんなの感想ピックアップ

大人からの感想
・なたね油の取組が本当にすごいです。麻生区に引っ越したくなりました。
・合成洗剤が危険なことを実感しました。
・子どもたちが皆積極的に調理に参加している姿を見られてよかったです。

子どもからの感想
・せっけんが油からできているのが分かって、びっくりした。
・一緒に作った子とも仲良くできたし、作るのがすごく楽しかったです。
・家でも、材料を集めていろいろ作ってみたいです。

食器洗いにはせっけんを使って

林恵美さんに聞きました

「きれいな水と空気を未来につなげていく」ことが私たちの願いです。安心安全な食はきれいな環境から生み出されますからね。
廃食油回収については、まだ知らない市民のほうが大多数と思いますが、「廃食油は捨てない」取組が広がるよう、これからも活動を続けていきます。
(‘かわさきかえるプロジェクト’、‘菜の花プロジェクト’について詳しくはホームページをご参照ください)

かわさきかえるプロジェクト あさおてんぷら油資源化チーム

044-299-6460 林


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