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連載 『まちのひろば探検隊with新しい生活様式』 第8話 ~にじのひろば~

この記事は、2020年12月6日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

参加者確認はアプリを活用!コロナでもリアルの交流を切らさない!

「かもしれない」を目指して。
新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、集まりにくい今、

―だからこそのつながりができるかもしれない―

そんな「かもしれない」を目指す「まちのひろば」のチャレンジを連載します。

第8話は、保育ボランティアグループにじの会が開催する「にじのひろば」。メンバーの安西さんから、コロナに負けない!「まちのひろば」の取組としてご連絡をいただき、探検隊は早速現場となる小杉御殿町2丁目公園に急行しました!


リアルの交流の大切さ~「首がすわっていることすら分からない!」

―安西さん、こんにちは!こちらではどのようなことを行っているのですか!?
安西さん「こんにちは!今日は『にじのひろば』という取組を初めて行っています。保育ボランティアグループのメンバーで、子育て中のママと子どもがふらっと寄って、遊んだり、話したりできる場をつくってみました。つくったと言っても何かカチッとエリアやルールを決めたものではなく、ゆるいもので、通りがかりの方も気軽に寄れるような空間をつくったという感じでしょうか。ただ、ママ目線で子どもの授乳やトイレは大切な点なので、隣接する集会所をお借りして使えるようにしています。」

集会所でトイレと授乳はOK

―取組を始めたきっかけを教えてください!
安西さん「コロナ禍で、ママたちもリアルで交流できる機会が激減しました。そのような中で、先日、久しぶりに再会したママカフェをお手伝いした際に、びっくりすることがありました。4か月の子どもがいるママから「まだ子どもの首がすわらないんです」と相談があったのですが、一緒にいた子どもを見てみるときちんと首がすわっていました。なんとママは首がすわっているかどうかが分からなかったのです。聞いてみると、コロナの影響もあり、産後に対面での子育て相談ができなかったとのことでした。これはヤバい!もしかしたら、このようなママがたくさんいるのではないかと心配になりました。実際に会って、子どもを見て、ちょっとしたアドバイスをもらえるだけで子育てはうんと楽になります。これはすぐにやらなければと思い、早速トライアルでやってみました。」

ママトークが自然と弾んでいます!

アプリを活用してコロナも交流もカバー

―すごい行動力ですね!始めるにあたり何か意識したことはありますか?
安西さん「初めてのことなので何もかもが手探りです。人が集まりすぎることが今はできないので、今回はトライアルとして関係者からの口コミのみでお知らせするようにしました。また、コロナに関して万が一のことが起こった際に、しっかり連絡が取れるように、参加者にはコミュニケーションアプリ「LINE」の公式アカウントに登録していただいています。この方法だと直接の接触を避けられますし、登録により万が一の時に限らず、子育ての悩みや交流の場を共有できるので、結果として一石二鳥になりました(笑)」

「LINE」の公式アカウント登録で一石二鳥

―今後はどのように進めていく予定でしょうか?
安西さん「月1回でもいいので、このような場を継続していきたいと思っています。子どもの成長はすごく早くて、コロナだからといって待ってはくれません。このまま決まった人としか会えず、マスクをした顔が当たり前の中で育っていくことはできる限り避けて欲しいと思っています。人の距離は密になれないけど、人の関係は密になれるリアルな場所として、少しずつ色々なことを取り入れながら進めていきたいと思います。まずはみんなでのぼり旗をつくりたいです!」

今回は手書き看板が目印

公園に行くことが楽しくなりそう!~参加しているママのメッセージ

参加していたママにもお話を伺いました。

―参加してみた感想を教えてください!
参加しているママ「近くに住んでいるのですが、これまで公園に来ても子どもと二人で過ごしていて、目も離せないし、誰とも話す機会もなかったんです。一人目の子どもなので、分からないことばかりなのに子育ての話ができるママ友もほとんどいませんでした。でも、今日は先輩ママから色々な話を聞けて、参考となることがたくさんあるし、とても安心できて、子どもだけでなく私自身も公園に行くことが楽しくなりそうです!今でも十分ですが、欲を言えば、子どもが楽しめる小さなワークみたいなことがあると嬉しいかなと思いました。子どもにとってはいつもの公園と変わらない光景のようで途中で帰りたいと言われてしまったので(笑)次回も来たいです!」

広い公園に元気な声が響きます!

トライアルでスタートした「にじのひろば」。
暖かい日差しの中で、安西さん、そしてボランティアの皆さんの目は、やさしく親子たちを見守っていました。
そして何より参加していたママたちの途切れないトークと笑い声が印象的でした。
一つの公園からスタートした小さな場づくりは、新しい生活様式の中でも変化し続け、これからも地域のママと子どもたちに笑顔と安らぎを届けていくことでしょう。

この記事に関する問合せ先

川崎市市民文化局 協働・連携推進課
電話 044-200-3708

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