鹿島田駅から徒歩2分の場所に、地域の方が集うレンタルスペース「アンソレイエ」があります。イベント開催、セミナー、会議、整体、カウンセリング、趣味の練習など、利用方法はさまざま。2023年12月から誰でも利用可能になりました。「アンソレイエ」のオーナー竹内尚美さんにお話を伺いました。（取材日：2024年8月24日　レポーター：倉林智美）

鹿島田DAYS閉店がきっかけに

私は、まちの拠点となり人が集う鹿島田DAYSが大好きでした。
DAYSはエリアマネジメント組織鹿島田デイズが期間を設定したプロジェクトでした。
コワーキングカフェをご利用頂くお客様との会話も私にとっては楽しみのひとつでしたが、2023年の7月に閉店を迎えました。
閉店の半年前に私が管理している賃貸のお部屋が空き、暫く友人が滞在していましたが、ふと人が集えるスペースにできないか。と思いついたことがきっかけで
レンタルスペース「アンソレイエ」がスタートしました。

まちを楽しみたい方が集まる場所

アンソレイエは秘密基地みたいに狭いのですが、プラットホームのような、皆が集い、つながり合う場所です。行くと誰かに会えて、雑談や意見交換が出来たり、時には集う企画があったり。何かしてみたいけど場所やノウハウがない人、まちを賑やかにしたい人、そのための場所を探している人、リラクゼーションや講座等、店舗を構える前に経験したい人など、やってみたい！キャリアを積みたい！という方にスペースをお貸ししています。
まちを楽しくしたい思いを持った人たちが集まる場所です。

取材日は行政相談会＆FP(ファイナンシャルプランナー)相談会を開催中

アンソレイエでは、第1週はボードゲームやカードゲーム、第２週はおススメの本を持ち寄る会、第３週が行政相談会＆FP相談会をそれぞれ週に1回実施しています。
取材当日は、毎月アンソレイエを使用しているという森部隆さんが、行政相談会＆FP相談会を開催中でした。
総務省から委嘱された行政相談委員として活動していて、アンソレイエで地域の方の困りごとや悩みごとを聞いています。行政相談会は、明日の天気と今夜の献立以外は何でも相談OKとのこと。また、森部さんはファイナンシャルプランナーの資格も持っているため、FP相談会ではお金に関する質問を受けたり、難しいお金について分かりやすく説明したいと紙芝居を作って地域の方に披露しています。

居心地が良いまちづくりが目標

さまざまな活動をしている人が関わり、連鎖していくことが目標です。誰かを笑顔にすることが、私のゴールですね。
人が集う場所は人とのつながりを築けます。まちに住む人たちが笑顔でいられること、そしてこのまちは居心地が良いなって思ってくれたら嬉しいです。
また行ってみたい、私も何かやってみたいと思ってもらえたら。そんな些細なことが、災害時に知っている人が近くにいるという、心の安心にもつながると思います。
「アンソレイエ」は、「日当たりのよい」という意味です。日当たりがよいこの場所で、人が集い、笑顔が生まれる。そんな場所になってほしいです。

この取組に関する問い合わせ

アンソレイエ（Instagram）
https://www.instagram.com/ensoleille202306/