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新生児の肌着を縫う会「桂」代表:森 真佐乃さんインタビュー「手作りの愛情を 誰かに届ける喜び」

この記事は、2021年3月17日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

2018年08月01日に当サイトで紹介した、「にこにこあおむし人形劇団」の主宰者、森 真佐乃さんは、他にも、おはなし会をしたり、楽団でバイオリンを弾いたり、赤ちゃんの肌着作りを教えたりと、いつも大忙しです。
たくさんの活動には、どんなつながりがあるのでしょうか。
どんな思いで取り組んでおられるのでしょうか。
昨年から始められた「桂」というグループの集まりにお邪魔して、お話を伺ってきました。
(取材日:2021年3月2日(水) 場所:スタジオカリヨン)


活動のスタート地点は?

「にこにこあおむし人形劇団」です。子育てが一段落したころ、誰かに喜んでもらえることをしたいと思いまして。大人こども問わず、いろいろな人に楽しい種をたくさん蒔きたい。沢山のおはなしを皆さんの心に伝えたいと始めました。
その活動もあっという間に10年が過ぎ、定着したと言えるようになったでしょうか。
以前に取材していただいた「多世代交流人形劇」を試みたり、大人向けのお話し会なども続けています。「いろんな方が一緒に楽しみたい」という想いが私の中にあるんです。

縫い物の活動を始めたきっかけは?

私は30年以上「縫う」仕事(舞台衣装製作)をしているのですが、受注した仕事ではなく、自分の縫いたい物や、縫って欲しいと願っている人のために縫いたくなりました。そこで「縫工房Silk」を始めました。オーダーに応えて縫ったり、教えたりしています。
やっていて思ったのは、誰かのために縫って、喜ばれて、時には報酬を頂く、それはすごく嬉しく、楽しいこと。「手作りする愛情は、相手に届けることで光り輝くのだ!」そんな感激を味わうことが出来ました。

みんなで手縫いチクチク

新生児の肌着を縫う会「桂」について

そうしている内に「同じ想いをもった皆と一緒に縫いたい!」という想いが募ってきました。誰かのために、あるいは欲しいと思っている人のために縫う。そして時には報酬を得る。その喜びを仲間と分かち合いたいなってね。

ロゴをゴム印で手作り

「桂」では、赤ちゃんのための肌着を、国産・無農薬のダブルガーゼを使用して、一枚一枚手縫いをしています。子育て、孫育てが終わった世代から子育て真っ最中の人などが参加してくれています。材料費と場所代は頂きますが、参加費は集めておらず、講師もスタッフもボランティアでやっています。
これから「妊婦さんのための肌着作り講座」というオンライン講座をやりたくて準備しているところです。

素材にもこだわった新生児肌着
一針一針に愛をこめて

楽しい思い出がいっぱい!

にこにこあおむしでの活動では、公演を見てくださった後のお客様の笑顔がうれしいです。そして10年たった今、「小さい頃見てました」という方に再会したりすることがとてもうれしいです。 
桂プロジェクトの「新生児の肌着を作る会」では、自分で作った肌着を生まれた赤ちゃんに着せて見せてくださることが何よりもうれしいです。
これからも「人とのつながり」を大事にしながら活動を続けていきたいです。

森真佐乃さん

お問い合わせ先

新生児の肌着を縫う会「桂」
ホームページ:https://katsura-project.jimdosite.com/
問合せ:ホームページから


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